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放浪系騎士の様なナニカの冒険記的なサムシング  作者: 名状し難い魔王
間章:寄り道ついでにやらかす俺氏
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強襲と奇襲と強奪が合わさりただの盗賊狩りが始まる。1


「あ、起きました。」


目がさめると上にマーリンが載って居て、目の前にはなぜか加護が全部外れた状態の微少女、もとい超絶美少女がいた。所々魔性を感じさせるところから傾国の類に見える。あいにくそう言うものは効き目がないので完全スルーに限る。


「時間は?」


「十二時間ほど寝ていましたね、あ、時計お借りしてます。」


ついでに囲炉裏に置いておいた鍋の中身も食べ、ブランケットもたたみ直された様子があるのでそれなりに休めたのだろう。


「ああ、そうか、で、いつになったら俺は起き上がっていいのかね?」


「?・・・ああ、すいません、起き上がるのに邪魔でしたね。」


超絶美少女な小夜が身を引き、少々強引に起き上がる、マーリンが転げ落ちるが気にしない、と言うかこいつ気絶してたと思ったら寝てるのか、寝すぎじゃないか?


っと、そんな場合ではなかった。片目を瞑り視界ジャックを発動、毛皮に潜ませた羽虫は無事らしくその他の虫や鳥も洞窟のような本拠地の周辺四箇所の出入り口や内部の隠し通路を含めた5個の緊急脱出路まで入り込んで居る。自然物を操作するでもなくその無意識を少々操って居るだけなので魔力の感知や気配の察知も難しい、それだけ俺にも負担がかかるがそれはどうと言うことないので気にしない。


「ふむ、ほぼ完璧か、マーリン、起きろ。美少女は準備しとけ、今回は働いてもらうぞ?」


マーリンを緩く揺さぶりながら一応準備だけはしておくように言ってみる。どう転ぶかわからないとは言え共闘する仲ではあるので、コミュニケーションは重要だ。・・・たぬきちは見ないうちに随分育ったな、目が六つある。あと・・・なんか瓶が手狭になってきたかな?あとで変えておこう。


「ええ、同行して居るだけとは言えかなり恩も有りますし、それに…いえ、今は何も言わないでおきます。」


「ふむ〜!ふにゃあ!」


「ぐえ!?」


シリアストーンで加護が復活した微少女が話すが聞いていても反応できない、マーリンが予想以上に寝起きが悪すぎる!おかげでいいのを貰ってしまった。


「・・・・」


「ああ、大丈夫、聴いてるぞ。重要そうな話は後でな?」


「んー!んー?おはよう?」


微少女、もとい小夜がすごく微妙そうな顔をして居るが気にしてはいけない、保護者とその子供を見るような目なのも気にしない………ああ、気にしてはいけない。



身なりを整え、と言うか一応各員戦闘準備をし、俺も鎧についた糸くずを取ったところで時間は6時、夕方で有る。虫の拾う音声は少々聞き取りにくかったがどうやら既に会合のメンバーは集まっており、各支部からほぼ全ての構成員が集まって居るようだ。


「では、作戦を説明する。よく聞いて勝手な行動をしてはいけないぞ?」


マーリンを見て念を押そうとするが目をそらす。


「特にマーリンさん、ですね?」


「そうだな。」


だが、残念、微少女に回り込まれてしまった。


「えー!?」


むしろそこでなぜ自分に注意がこないと思ったのかわからない、今回攻める盗賊団の本拠地はそれなりに広く入り組んで居る上に罠や隠し戸が大量にある。ぶっちゃけて言えば置いていきたいくらいだ。


むくれるマーリンを放置しつつ、今回のパーフェクトでエレガントでサイキョーな作戦を発表する。


「まあ、結界で閉じ込めてじっくり全滅させるだけなんだけどね。」


「そうですね、山一つぶんくらいならそれなりの強度で結界を張れるので地下も合わせたとしても完全に包囲できます。」


一応俺が魔法を発動する様にと羽虫から遠隔で魔法陣をいくつか発生させて置いたが、本拠地には魔術師を名乗る男居る。それ相応に技量はある様なので気合を入れていこう。


一時間待機し、会合が始まる時間となった。


「影は既に移動しきって出入り口すぐのところに出る。微少女は結界を張ったらすぐここに戻ってきてもいいしヤレるならヤッてしまってもいい、マーリンは主に遊撃、俺は幹部がいるであろう最奥にまっすぐ行く、途中の人命は可能な限り回収、財宝は総取りで、じゃ、行くぞ。」


ロングソードと黒剣を抜き、魔力を鎧に回し部屋を少し狭くする。時刻的に聖剣もフルパワーで使えるので問題が発生しても殴って解決する事は大いに可能だ。


「はい!」


微少女小夜ちゃんは薙刀に改造巫女服、それに札をいくつか…うーむ強そう。


「盗賊は殲滅よ!」


マーリンは・・・いつも通りだな、説明不要。


「隠蔽終了、出る!」


影を周囲に撒き散らし、出てくる場所の周りに居た奴らを無差別に巻き込んで呑み込む、次に殺気を極限まで練りこんで意図的に魔力を放出、勢い余って可視化できるレベルの死を出入り口らへんの奴らに見せてしまい殺ってしまったが、今回のメインである幹部クラスは戦闘体勢に入って動きを止めている。


小夜(・・)!」


慣れない名前呼びだが今回は速さが重要である。微少女と呼ぶ時間も惜しい。


「っ・・・全く、こんな時に名前呼びとかスゴイですね!」


なんだかキレられつつも結界を張ってくれるあたり最高である。


「『魔法陣四重展開(クアドラプル)』ふふん!魔法使いの極大魔法!受けて見やがれ!『断罪の光(ジャッジメント)!』」


そして極大魔法と呼ばれる類の魔法を4個同時に発動させ放つマーリン、するとそれ自体は破壊力を持たない合計四条の光の柱が発生し、当たった相手の魂を計る。そしては毎回こういう神聖系の魔法を見て思うのだが見事なまでに犯罪者だけを選別し、罰を与える。

体内の魔力、もしくは水分を暴走、振動させ…


「あば!?」


パンっ、である。


「・・・既にオーバーキルな気がしてならないが行くぞ!」


「あ、影に帰りますね、少し維持するのが辛いので。」


「ハハハハハ!粉砕!粉砕!」


・・・自由だなぁ。

用事がががが

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