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放浪系騎士の様なナニカの冒険記的なサムシング  作者: 名状し難い魔王
少なくとも蛇足ではないがあまりにグダグダな俺氏
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幕間:闇に紛れて

物語に関わりのある幕間・・・それはただの本編では?

灼けたクレーター、既に2日は経っているが未だに大地は灼かれている。そんなダンジョンの跡地に正確にはその外周に黒い人影が二人1人は布で覆われた剣を1人は杖を持っている。


「ケイカクハシッパイダ。ソモソモアンナバケモノガマタイルトハキイテイナイゾ?」


酷く耳障りな金属板を擦り合わせたような声で喋るのは黒いローブを着込み杖を持った魔導師風の人物


「まあ最年少で竜殺しの称号を授かるのは伊達じゃないってことかね。」


それに酷く適当に答えながら両手剣と言える長さの剣を片手で弄ぶ剣士風の男


そのどちらも深紅のフードを深く被り同じ紋様を身につけている。


「まあ問題なのはよりによってあのバケモンじみた奴が持っているのがぶっ壊されたエクスカリバーの月の側面だって言うことだ。アイツはまだ全然本気じゃねえ。」


そういいながら歯ぎしりする剣士は剣の柄を握りしめる。自身の技量を簡単にぶち抜いてくるであろう相手に歓喜もあるがそれ以上に寒気がする。


「ソウハイウガワレワレノモクテキハ、『ケンジャマーリンカエルフサンビャクニンノタマシイヲササゲル』コト、アレヲタオサンコトニハススメンゾ?」


目的を見失わない確かな理性がローブの魔導師からは感じられる、このコンビの頭脳は間違いなくこの魔導師だろう。


「わかっている、が勝てる気がしないのも事実なんだよ。」


「ム、ソレハ………ワレモダガ。」


そもそも彼らの作戦はもっとスマートに行くはずだった。

企画はこうだ、ゴブリンをダンジョンマスターに増殖させ強化しその軍団をもって人的な損害なしに里を一つ消すと言う単純な物量と上位種や変異種の武力を前面に出したものだった、最悪ダンジョンマスターを出せば制御が効かなくなる代わりに超級レベルの戦闘力を平均してもったパーティーという冗談のようなものがいなければなんとかなるはずだった。

注ぎ込まれた資材や人員アーティスファクトを考えると過剰とも言えるこの戦力、それをたった1人で崩壊させるなど気が触れているとしか思えない、


「ソモソモニンギョウヲツカッタアンサツトイウヤブレカブレナコウドウニデルヨテイモナカッタ。マコトニオソロシイコトダ。」


そういいながら魔導師は遠見の魔法を使いヒミツとマーリンの様子を伺う。それを剣士も覗き込む。


「マーリン・・・こいつ1人だともうか?」


宴会場に行ったヒミツとベッドで眠るマーリンの姿がくっきりと映ると剣士は魔導師に問う。


しかし魔導師は頭を横に振る、


「ミエヌダケデセイレイヤショウカンジュウがヒシメイテイル。ッチ、セイケンツカイメコタビモジャマヲスルカ!」


魔導師は因縁があるのかヒミツを聖剣使いと呼び、念入りに嫌がらせの呪いを編む、彼が学習したのは彼に直接的な、例を挙げるとするなら死や病などの、呪いをかけるのは不可能かつ無謀であると言うこと、そして彼がただ単に苦労したり面白いことになったりする呪いはあり得ないほど効くと言うことだった。


「クラエ!」


水晶に向かい黒い霧のようなものを出すと魔法と武具を使用した舞をしている踊り子の武器がすっ飛んできて的確にヒミツの食事だけを粉砕したり、何故かヒミツの頭上にタライが落ちてきたりと割とマジで命の危機はあるものの面白おかしい事象が巻き起こる。


最終的に抜刀して武器を弾き魔法を防ぎタライをかいくぐって飯を食うという最早見世物じみた事をするヒミツの慌てた顔を見て魔導師はニッコリ、


「ハハッ!ユカイユカイ、コタビノシンロウモスコシハマシニナルトイウモノダ。」


「なんつーか、陰湿だなお前さん。」


「フハハハハハハ!ナニヲイマサラ!ジュジュツツカイガインシツデナイワケナイダロウ?」


風が吹きフードがめくれるとそこには目に鬼火を宿した髑髏そのものがケタケタと骨を打ち合わせて嗤っていた。


「・・・はあ、帰るか。」


「・・・ソウダナ、シマツショカ…ユウウツダ。」


そして此度は撤退することにした2人の背中はなんとなく上司と部下に挟まれ草臥れた中間管理職のような煤けていた。





所変わって此処はキャメロットの大きな館、玉座のような執務室にこもり大量の書類と埃を被りながらもその美貌を隠しきれない女性が判子とサインをしている。


「王よ!」


そこに飛び込んできたのは色々と策は打ったもののバグチートなヒミツに粉砕され帰ってくると歯抜けになった円卓の今の一席を持つ魔法使いの賢者に


『ま、しょうがないよね!彼相手だしさ・・・あ、紅茶いる?』


と慰められその幼女のような容姿の者に慰められた結果もっと惨めになった総隊長(笑)である。


「もう私は王ではない、形式上大臣よりも上だがそれも現体制に完全に引き継がれれば終わるだろう。」


しかし女性は王である事を否定する。そもそもかの聖剣がいかにして彼女の手を離れたかすら彼女には知り得ぬ事だが、少なくとも彼女自身はそれを受け入れていた。

それに彼女の信用できる仲間である賢者は既に聖剣と思しき物を所持する青年の下にいる。その青年を見極められさえすれば…


そう思いながら手元にあった紅茶を飲み


「・・・失礼、我が主よ報告です。賢者マーリンがうっかり極秘事項を漏らしたようです。」


「ブッフ!?」


吹き出す。何故かぶっかけられた総隊長は幸せそうだがそれはさしたる問題ではない。


「な、何をやっているのですか!?あのバカ賢者は!」


「っは!おそらく飲酒かと」


早速頭を抱える女性、心なしか執務の速度も乱れる。


「・・・はぁあ、しばらく時間を、あと少し休む侍女に菓子と茶を頼みたい。」


「畏まりました。」


無駄に風を肩で切りながら出て行く自身の騎士の一人を見送ると再度頭痛がした。

豊満な胸も重く席からたち横にある寝所で横になる。美しい絹のような長い金髪を広げ倒れこみ動きを止める。


「はぁぁぁ、あの方はいつも周りを面白くしてしまうのですね…頭が痛い」


「アーサー様、お茶の準備が出来ました。入ってもよろしいですか?」


「ああ、」


とりあえず今は菓子と茶で現実から逃避することにしたようだ。

キャラが多くなってきた。そしてカタカナ打つのめんど。

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