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放浪系騎士の様なナニカの冒険記的なサムシング  作者: 名状し難い魔王
少なくとも蛇足ではないがあまりにグダグダな俺氏
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宴会、とは、ウゴゴゴゴ

「ギボジワルイ〜」


「なんで監視役が昼間っから酒飲んで潰れてんだよ、馬鹿かよ?」


さてさて、朝の市場を散策し終えるとマーリンがベロンベロンになった上回収しようとするとごねた挙句結局背中に収まるという奇行をしたためか、それとも今回の主役の1人がこの様だからか宴会は夜に延期となった。本当は桜のよく似た美しい花を見ながらの催し物になる予定だったそうなのだが・・・なんというか俺のせいでもないし俺の連れでもないがもうしわけないきもちでいっぱいである。


「あ、アヘェオボロロロロロ」


「はいはいゲロインゲロイン、流行りだよねー(適当)」


しかしこいつはとことんダメ人間というか人でなしである、秘密主義を貫こうとしている様だが警戒が甘いし結局面白いものを見たいという欲が仕事の責任を上回ることが度々である。



「アーサー王はねぇーとっても可愛いんだよぉ〜?でもねー剣を紛失してやりに持ち替えてから育っちゃってもー結局つるぺたなのは私だけだしーあああああああ〜」


とかおんぶされながら垂れ流しにしていたし、サラッと国家機密レベルの旧王家の内情というか現状?とか新体制になる前のまだ生きてる元王の色々とか聖剣紛失事件とかヤベェことを口走ってるよね?

いやまあ俺も聖剣紛失事件についてはよく知ってるというか被害者というか…


「えへへ〜、」


一番ひどい状態からほろ酔い状態まで回復した。さっきまでのゲロインっぷりはなんていうか酷かった。マーライオンという例えがこれ以上ないくらいに合っていた。


「あーあーあー、」


口元を濡らしたタオルで拭い、服とか布とかも全て『清掃』の魔法で清潔に、あまりやりたくはないが服も変えてしまう。というかこの魔法がなかったら服にゲロられた時にこいつを投げ飛ばしてたかもしれな……いや、ないか、前世でも良くあったし、よく考えたら泥酔者の介抱ばかりしていた飲み会の思い出ばかり、そういう星の元に生まれたのだろうか?・・・かなり嫌だな。


ま、今回の良いところといえば短い期間とはいえ久々の完璧な自由時間であるということ、そしてマーリンに酒はよく効くというのが分かったことである。


あ?着せ替えの時のキャッキャウフフはどこだって?んなもんねえよ、転移魔法の応用で物を置換する魔法があるのでそれを使ってゲロったワンピとそこらへんで買ってきたワンピを置換し早着替えも真っ青な速さと正確性をもってしてエロシーンを全力でカットしたわけだ。


「スピー」


「ええ、ここで寝るの、後数時間後に宴会なんだけど?」


時計を取り出してみると午後二時、宴会の開始は四時なので時間は二時間、延長させてしまった手前だらしない格好で行くのはアレなので儀礼用のゴテゴテとした装飾のついた鎧を取り出して着る。

剣は・・・あんまりあってもあれだな、ロングソードと聖剣、あと今までしまってたけど隊長がくれた短剣を提げておくか・・・なんで招かれてるのに気を使ってるんだろうか・・・肩身狭すぎワロタ。


「あー!くそう、色々心配だ!」


ひとまず時間の確認からしたいのでスイートルームにしかついていない専属メイド呼び出し用の鈴を鳴らす。仕組みはザックリいうと対応する装飾品と共鳴する魔道具でこちらを鳴らせばこの宿泊施設内の何処かかメイド本人の持つナニカが共鳴して知らせる。まあポケベルみたいなものだ。うむ?多分そうだよね?


コンコンと木製の扉が小気味の良い音を立てるので魔力を確認してサッと開ける。

「はいです!」


「すまないな、呼びつけてしまって今日の宴会の開始時刻と大まかな段取りを教えてくれないか?」


「暫しお待ちを、です!」


小型の板のような物スマホに近い連絡機器だろうか?さすがエルフの里この世界での基準を軽く超える魔法具がいっぱいだ。そしてそれを懸命に操作する美少女と幼女の中間の生物…

なんというかあざとくない生物は生き残れないという迷言を思い出す。低身長と大きな目を全力で使って上目遣いとかされたら萌死するんじゃなかろうか、いや、するね確実にむしろ俺はする自信があるね!


「お待たせしました。宴会の開始は午後四時で変更ないそうです。大まかな段取りは特に…強いて言えば剣舞や魔舞が催されるのは決定しているそうでそれ以外にも色々と有るそうです。」


「ありがとう、ついでと言ってはなんだが服装について何かあるかい?」


今の俺はお世辞にも行儀のいい格好とは言えない白いパーカーと黒いズボンその上から籠手やら具足やらをつけている。儀礼用のものといっても黒地に金の紋様細工が入っているだけのシンプルなもので、パーカーとズボンはぶっちゃけただの私服だ。そもそもスーツなど買っていないし、それが必要な場所へ招かれるようなことは十歳のドラゴン退治の時の戦勝会と六歳くらいのときに仕事でやった舞踏会に潜り込んでの護衛の時くらいである。


「・・・おおむね大丈夫だと思います。それにこの里を救ってくれた時の服装によく似ているのでむしろよろこばれりゅ・・・喜び・・・喜ばれると思います!」


「そ、そうかありがとう。」


「いいえ、ではこれで失礼します。」




滑らかに喋っていて今回は大丈夫かと思っていたが最後の最後に噛み噛みすぎて本人も俺も色んなものを堪えるのが大変だった。

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