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放浪系騎士の様なナニカの冒険記的なサムシング  作者: 名状し難い魔王
天災剣士と化け物と暗殺幼女と迷宮と…
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一週間て結構長い。


「あの?山田鏡花さんや?」


「何です?あ!?いいんですよ!私に欲望の限りをぶつけていただいても!強い人の子種はいつでも歓迎ですからね!師匠!」


(・・・主人殿・・・)


(お父様・・・)


体に開いた風穴は未だに回復魔法や転移魔法など高度かつ自身に影響する魔法を阻害し失敗させる。

しかし、純粋な魔力運用術である身体強化や知覚範囲の向上、外部干渉系の魔法などは問題なく使える。

また、この呪いは一週間程度で無くなるようだ。昨日の勇者君たちとの楽しい模擬戦、もとい大虐殺の後幼女とONAHASHIしたり武器にかかっている呪いの鑑定をしたりしたので間違いないだろう。


(やめてくれ、その生暖かい目で見守んの、ていうか透華はともかくタヌキチは何とかしてくれないのか!?)


(ダメ、凄く惚けたような顔でいるけど全身が常に臨戦態勢、ご主人もそれで動けないんでしょ?)


「ウヘヘヘ・・・ジュルリィ。」


(はぁ・・・どういうこった。)


さて、そろそろ状況を説明しよう。

まず昨日のことでも思い出そう、楽しく殴り合いその後VIPな待遇で迷宮探索ライセンスの取得講座を受け、少し飯を食い、アシェイラとデインとばったりあったので楽しくお話(という名の迷宮や魔法、剣技、呪いやなんかなどの情報交換だったが)をした後適当な宿を取り影を展開、影の中にしまって置いた腹減り幼女を餌付けしつつお話(擽りや、軽い電撃魔法、マーリンと連絡を取り合いながらの関係性の調査など)をし、雇い主などを吐くまで宿の壁に逆さずりにして見たんだったな、で、鍵閉めて、マーリンとの定期連絡時間を決めて、寝たんだ。


「師匠!」


で、今朝、物音に目を開けば・・・なぜか俺の上に跨っている山田少女、山田少女がおろしたのかそれともナニカもっと酷いことをしたのかガタガタと震え白目をむいて倒れる幼女・・・運悪くなのかよくなのか、昨日はきちんと服に着替え包帯などのまき直しをしていたので私服だ。

もちろん血まみれのものではないが、俺の体から血の匂いがするのかなぜか凄くウットリとした表情で俺の脇腹、風穴の場所を撫でたりしている。

そして俺の上にゆっくりと向かい合うように倒れこむ、布地が薄いためか上から押し付けられる山田少女の豊満なポヨンとしたものがががが・・・


「っと、少しからかい過ぎたな?」


「フェッ!?」


あまり大人を舐めてはいけない(未成年)、最近というかつい昨日を思いついた新しい魔法、密着状態においても相手と自分を正確に識別して発動する。

金属と金属の擦れ合うような音とともに山田少女の豊満ボディが鎖で強調された状態で縛り上げられる。


「魔法抵抗力差を利用した。まあ、ただの手品レベルだな、それ故に解除されることも察知されることもない。」


「す・・・ごい、太くてきついです!」


ヒミツは自身を巻き込んで発動した範囲拘束を自分だけ外しながらなぜか無駄にエロい感じに仕上がってる山田鏡花(18)を自身の上から退け、一瞬で着替え山田を黙らせると取り敢えず幼女も容態を見る。


「大丈夫か?」


外傷や暴行跡などはない、強いて言えば天井から吊るしてあったので落ちた時についた腕に少し打撲があった程度だ。

しかし声をかけるとその反応は劇的だった。昨日までは飯を食う時以外あまり口を開かず、尋問にも甘いものをちらつかせたのだが、それをしないうちから、というか俺が声をかけた瞬間、目からは滝のように涙を流し、ガクガクと山田を見て震えながら鼻水を垂らして山田から隠れるようにヒミツにひっつく。


「こ、ごわがっだぁ〜、何でも話すからゆるじで〜」


見た目と年に差違は無いというのは確認しているので彼女は確かに子供なのだが、もう少し落ち着いていたはずだ。ということはやはり・・・


「はぁ、はぁ、はぁ、」


「うわ、こわ。」


胸を強調しながらも全身の自由を奪うという斬新すぎる縛られ方のまま口周辺の音を消したのだが、気が付けば俺の後ろにまで迫っており、いつの間にか消音魔法が解除されすごい荒い息遣いとちょっと逝っている目がとても怖いです。

そして幼女は彼女を見てプルプルと震えているのでやはり彼女が原因らしい、取り敢えず、だ。


「朝飯を食おう、話はそれからだ。」


俺は刀によってぶち壊された扉の残骸と、そこから申し訳なさそうにこちらをのぞく魔法少女を発見してため息を吐くのだった。



「全部食べてもいいの?」


「ああ、食え食え、たんと食え。」


「わ!わた「山田はダメ、ていうかそもそもお前今俺が突き出そうと思えば衛兵に捕まえられる程度には犯罪者だからな?」えー?」


「いや、その、すいません。」


朝食というのはいいものだ。爽やかな朝日とともに胃に入れられる最初の飯、そして1日のうちで最も重要な飯だ。

魔法学的な観点からも決まった時間に食べることで魔力への返還率が随分と変わることが証明されている。


そしてその席にはいつも俺一人なのだが、今日は随分と賑やか、というか姦しいのであった。


「あーあー、ほれ、口に食べかすがついてんぞ?」


「むーぬー!」


この幼女はアリス、賞金首だ。

暗殺者二人組『フライデー』の近接戦闘係、主に彼女の体にそぐわない大き目のダガーの様な魔法剣を二本使い、もう一人の方フウガ・カザマいや、わかりやすく言えば転移者『風間風雅』の持つ特殊武器『魔弾』と『マスケット』の狙いを定める為の時間を稼ぎ、撃ち込むというスタイルらしい、かかっている賞金は決して高く無い様なので最近のグループだが、やってることはそれなりだ。


「で、アリスの方はどう片付けられそう?」


そして俺はその二人の新人暗殺者二人組を雇うつもりなのだ。理由はいろいろだが…強いて言えば今後彼らの様な方々を彼らに対応してもらうためだ。

という回一応そういう説明をしたんだが・・・


(ぶっちゃけ君が襲われたところを見た人が侍従長くらいしかいないからもみ消そうと思えば揉み消せるし、君直属の部下にも確かにできるけど・・・アーサーちゃんとモーちゃんがねぇ。)


『アリスとやらの方もカザマも処刑だ。名誉貴族である彼に盾突き、我が国の貴重な人的資源に損害を与えた。前例を出さないためにも捻り潰すべきだ。』


(怖い、怖いよアーサーちゃんとモードレッド!)


王様二人にかなりの反発を受けている。一応二人とも死なないならなんでもいいと言っているので今日明日にでも『抑止力』について話し合うつもりだ。

その間少しでもこの幼女との信頼関係を・・・


「あ!野うさぎのグリル一つお願いします。」


「・・・自分で払えよ?」


「わかってますよ?」


「鏡花ちゃん・・・」


つくりたいところだが、まあ、先に片付けるべきことがあるだろう。

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