空間の魔術師・TAKUMI
指を怪我してしまいましたw
書くの遅くなって申し訳ありません!
帰る場所は探さずともあった。
オークの根城を改良して、帰れる場所としたのだ。
「ねぇ、さすがに部屋狭いんだけど…」
マーが言った一言は皆が僕もメイアも思っていることだった。
盗賊団をあれから3つほど潰して、取り込んで、人員も増えた。
そして他にも家具なども増えた。
「うむ、断捨離をしよう」
断捨離…いらないものを捨てること
「ダンシャリ?ってなんですの?」
そう言えば断捨離なんて言葉はこの世に無いんだったな…
「えっと、きっぱり色んなものを捨てることかな」
「じゃあマー君を捨てましょう。マー君の…アリンエッタ様の隣の地位は、私のものです!」
そういって僕の隣に座ってきたのは、この前のオーク殲滅事件のときにくっ付いてきた、ウィセアちゃん(褐色ロリっ子のドワーフ)だった。
「なぜ、俺を捨てるんだ!と言うか、アリンの隣の地位とか要らんわ!!」
「なら、アリンメッタ様の隣は私の物で確定ですね」
真顔でウィセアちゃんが言うものだから何か怖い…
「ふふふ…大丈夫ですよアリンメッタ様。私はずっと貴女の物ですよ」
今度は目の色がスーッと消えて、いわゆるヤンデレ目で言ってくる。
何この子怖い
「うん、分かったから空鍋はやめてね。」
先にフラグは壊させてもらおう。でないと、死んでしまう
「空鍋ってなんだ?」
マーくんよ、それは聞いちゃだめだ…説明が面倒くさそうだ
「いい加減、断捨離しようよ皆。」
こんなんじゃ進まない、さっさと進めよう。
「じゃあまず、このガラクタタンス!」
あーあメイアがガラクタって言っちゃった。
「「「いらない」」」
みんな声を揃えて要らないと言ったから火で焼いて捨ててしまった。
そうして、要らない物を捨てていった。
いやはやスペースが広くなった。
「これぐらいのスペースがあったんだな。」
うむやはり掃除は良いものだ。
そんな感じでゆるく盗賊団のアジトでのんびりしていると、扉が開いた。
「はぁ…はぁ…す、スイマセン!ここで依頼を受けてもらえると聞きました」
息が上がっている様子を見ると、急ぎの用だ。
「依頼は受けていますよ、それに見合う代価を支払って戴ければですがね」
そう、あれから盗賊関連の依頼を受けるようになりました。
伊達メガネをクイッと上げる仕草をマー君がしたのを見ると、少し気持ち悪そうに依頼人の女の子が見ていた。
うんあれは無いわ…
「依頼は…私の村を盗賊団から救ってください。代価は…私をタダで雇うというのはどうでしょう。」
うーむ…見た目はとても可愛いロリちゃんだ、だが種族が…亜人種ではない人間なのだ。
「…私じゃダメ…ですか?」
女の子は上目使いで僕を見てきた
なんだこの上目使い…可愛い…もともと男だったから、こういうのには弱いのかも
「いや、OKだ。人間の御嬢さん、僕がここの団長のアリンメッタだ。アリンと呼んでもらって構わない」
「人間?あれ?」
僕が人間と言ったときから御嬢さんの様子がおかしいけど、人間にしか見えないよ
「私は人間じゃありませんよ?私はビーストクランです」
(ビーストクラン、自らの意思で獣人化、人間化できる生き物)
「あ、名乗るのを忘れていました。私は、リラリー・フランです。リラリーとお呼びください」
ニコッと笑った笑顔に僕は見惚れていた。
善いことメーター【□□□□□□】
悪いことメーター【□□□□□】
【次回予告】
村を救え!!