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おかしな盗賊  作者: 塵の様なもの
盗賊だ!
4/10

交渉(物理)

評価やポイントがついてて泣いて喜んでます!!



「さて、手始めに…この賊どもを手下にするか」


一番手っ取り早いし、ボス倒しちゃったしね。


「ちょっと待て!お前バカか!?ダークエルフの成人って言ったらいい職に就けるのに、なぜ最下級レベルの盗賊なんだ!?」


僕が手をワキワキさせていると、マーがいっぱい疑問をぶつけてきた。


「だって、面白そうじゃん」


世の中面白ければいいと思うんだ、うん。


「・・・昔からそうでしたわね、楽しければそれで良しって」


メイアは分かってくれるというよりも、呆れていた。


「そういえばそうだったな…」

分かればいいんだよ二人とも。


「じゃあ、二人も来てくれるよね?」

僕は満面の笑みを浮かべ二人に手を差し出す。


「いやいやいやいや!分かってんのかお前!?親友二人を悪の道に連れ出そうとか何!?頭湧いてるの?」


「だって…親友だろ?」

僕は真顔で言いきった。


親友が悪の道にそれたら、付き合うのが優しさで友情ってばっちゃが言ってたぞ。


「理由になってねえよ!!」


マーがキレはじめたが、メイアの方を見てみると…爆笑していた。


「ふふっ…あはははは!やっぱり、アリン面白い!!その話乗った!この、リス・メイアレートはアリンメッタの手下になりますわ!」


一人目の懐柔成功!さて、マーくんはどうするのかな?


「メイアまで…まあ付き合ってやるか、でも確実に給料は支払えよ。」


ふむ親友二人を道連れにしてしまったな。


いや、ここからがこの盗賊団の始まりなのだろう、三人で何かしたかったし。


「なら、OKだな!僕は盗賊でのし上がってみせる。」


「ちょっと、待て誰がお前の手下になるって言った…!」


思わぬところから声がした。

倒したはずのリザードマンが起き上がっていた。


「あ、生きてたんだ。とりあえず、盗賊団明け渡してくれるかな?」


僕は笑顔で言い切った。


「最低だなお前。」


マーが何か言っているが今は無視だ、交渉きょうかつをしているところなんだ。


「明け渡す?無理に決まってんだろ!馬鹿かよテメェ!」


その言葉、待ってました。


「そんな事言われたら、実力行使しかないじゃないですか。」


僕は笑顔でリザードマンの顔を殴った。


そして強化魔法を手にほどこしドワーフと同等の筋力ステータスまで引き上げ、顎に掌底を食らわせて押し倒す。


「早く引き渡した方が全治までの時間が短くなりますけど、どうします?」


「なんだ!?お前化け物かよ!!」


いえ、化け物じゃないですけど…前世では、古武術を少々齧ったりしていましてね。


「どうするんですか?次は関節外しに、かかりますよ。」


関節あるか分かんないけどね


そういって真顔で関節っぽい所を押え始めるとリザードマンがもがき始めた。


「分かった!お前の手下になる!だから殺さないでくれ!!」


「いいですけど、貴方のような人はスグに裏切ると相場が決まってますからねぇ…とりあえず関節は外しておきましょう。」


「ぎゃぁあああああああ!!」


ダークエルフの成人式が、阿鼻叫喚の地獄絵図になってしまった。


「あいむ、うぃなー!」


「ここにアリンメッタ盗賊団を設立します!!」

善いことメーター【□】

悪いことメーター【□□□□□】


【次回予告】

どうも、みんなのアイドル神でーす☆

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