友人
これまだプロローグの一部なんですよね・・・
ダークエルフとして転生したこの世界の名前は、アシレマと言うらしい。
母親が、僕が小さいころに教えてくれた。
さすがに女の子なのに俺と言うのは駄目だと思ったので、一人称は僕にしている。
この異世界アシレマは、僕が知っているような異世界とは少し違うようだ。
例としてダークエルフがエルフと仲がいいとかだった。
「アリンメッタ、今日はお父さんと魔法の訓練をしてから学校へ行こうか」
「はーいお父さんでもその前にトイレ行く―」
正直女体化したとは言え、もう5歳。女の子の裸などを見て恥ずかしいのは最初の半年ぐらいだ。
僕はトイレを済ませ、お父さんと魔法の訓練に入る。
「じゃあ比較的に簡単な魔法からいこうか、アリンメッタあそこの木に向かってファイアを出してみろ」
そう言われて、僕はお父さんが指差した木に向かってファイアを出す。普通なら木が焦げる程度なのだが、僕は特別に魔法攻撃力が高いらしく、木が灰となってしまう。
「あれ?お父さん普通のファイア出してほしいな…」
お父さんがファイアを出すと木が焦げたぐらいで済んだ。
「よし、アリンメッタが強いことはお父さん良く分かった。学校へ行ってらっしゃい」
「はい、行ってきます」
僕は亜人種が総合的に集まる学校に通っていた。
僕は学校に入るなり、ドワーフに虐められて…魔法をぶっ放してしまった為、友人が二人しかいない。
「おはようマー、メイア」
僕が魔法をぶっ放したのをカッコイイ!とか言っていた二人の友人。
マー=アイトとリス・メイアレートに挨拶をする。
「よう、アリン」
「おはよう、アリン」
二人が挨拶を返してくれる。
ちなみに、アリンは僕のニックネームだ。
マーは男のエルフ種族、メイアは竜人と人とのハーフで女の子だ。
僕はいつも通りにドワーフに虐められた。
「やいダークエルフ!お前なんかパワーもないゴミクズじゃないか、学校に来るなよ!」
ゴミクズか…でもドワーフ君の攻撃なんて一発も当たらないんだけどね。
「ドワーフ君ってさ弱いよね」
僕はどうせなら、一発かましてやろうと無詠唱で特大のファイヤを打てる準備をしておいた。
「弱いやつに虐められてんのに学校来るとかゴミクズの考えは分からないなぁ…!あとこのゴミクズと拘ってるハーフ竜人とエルフもゴミクズだ!」
今のはちょっと戴けないな…僕を貶すだけならファイア当てないであげたのに…
「今のはカチンときたよ、ドワーフ君。僕を怒らせた君が悪いんだからね?」
僕はドワーフ君とその取り巻きに向かって笑顔で、特大威力のファイアを放った。
大きい爆発音がして、ドワーフ君は助からないと思っていた。
でもそこには魔法障壁が張ってあった。
多分先生だろう、…チッ…。
「こら!アリン、そんな魔法を使うんじゃありません!」
「スイマセンお母さん。でも僕ドワーフ君に虐められて…」
そう僕の担任は僕のお母さんなのだ。
「虐められたから、校舎をほぼ、全壊させたん…ですか?」
お母さんは声をワナワナ震わせていた。
「青空教室ってこういうことを言うんだな…」僕はお母さんに、こっ酷く叱られて、恐怖でおもらしをしているドワーフ君に謝った。
そのあとメイアとマーと一緒に遊んで家に帰った。
【次回予告】
15で成人!?