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ぼくは知らない、分からない。

作者: 小伏史央

 詩とはなにかと君が云う

 ぼくは知らない、分からない。

 詩とはなにかと君が云う

 考えてみよう、そうしよう。


 ある人に聞く 詩とはなに

 それは思想だ、考えだ。

 ある人に聞く 詩とはなに

 それは意味だ、解なのだ。

 ある人に聞く 詩とはなに

 それは音符だ、旋律だ。


 みんながみんな なにを云う

 ぼくは知らない、分からない。

 どれもきっと素晴らしい みんなの持ってる詩なんだろう


 ある人に聞く 詩とはなに

 それは気持ちだ、感情だ。

 ある人に聞く 詩とはなに

 それは記録だ、歴史書だ。

 ある人に聞く 詩とはなに

 それは出来損ないの、生き物だ。


 ある人が云う ぼくに云う

 それは詩ではない ただの駄文

 文字の羅列だ 腹が立つ

 ならば詩ではないのでしょう

 ぼくは知らない、分からない。


 詩でなくたって いいじゃない

 知らなくたって いいじゃない

 分からなくたっていいじゃない


 ぼくは知らない、分からない。

 知らなくたって書きたいよ

 分からなくても書けてしまう時代だから


 君が云う

 そうだ。ならば、こうしよう。

 ぼくが書くのは詩でなくて

 詩のようなもの poetrie


 ぼくが書くのは poetrie

 詩とはなにかと君が訊く

 ぼくは知らない、分からない。

 ぼくが書くのは poetrie

 詩のようなもの 詩ではない


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