表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

僭称皇帝

作者: 尚文産商堂

僭称(かいしょう)した皇帝は数多くいる。

ローマ帝国の軍人皇帝が乱立した時代が、その顕著な例と出来るだろう。


西暦2511年にも、皇帝が乱立した。

前年、偉大なる皇帝という意味の、グリティア・エンプルという追号が、諮問会の全員一致で与えられた皇帝が崩御してからというもの、我こそがという者が多数現れた。

諮問会とは、皇帝独裁のこの国で、皇帝が諮問を行うための議会で、選挙によって選ばれる仕組みとなっている。


宇宙全土に広がるこの帝国の首都での葬儀には、おおよそ数十京人が見たとされている。

正確な数値は、不明ではあるが。


さて、死後、諮問会は速やかに次の皇帝を選んだ。

皇太子として、すでに指名を受けていた者も、1週間後には毒殺された。

諮問会としては、諮問会議長が一旦の皇帝となり、ふさわしいものが現れるまでは、そのまま皇帝となって執政をすることになっている。

葬儀後の1年の間に、皇帝を名乗ったのは、33人に上る。

彼らのいずれかが、真に皇帝となるのか、また、どうなるのか。

それは、これから記される歴史書に書かれることであろう。

私には、関係のないことだ。


だが、気になる者のために、私が覗き見た未来を教えよう。

戦争が続き、国土は荒廃する。

その中で、一人だけが生き残る。

誰か、それは私にも分からない。

運命というのは、絶えず動き続けているからだ。

それだけの話だ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ