長谷川六也は鉄仮面?
クハハハハハハってやりたいですが、そんなことはどうでもいい!
この前友人が自分に起きたことを中二臭く書いたので、私は少し前までやってた部活を題材にします。
柔道ですが、YAW●RAみたいなやつでもなく、ギャグぽい感じだと思います。
良ければ☆評価お願いします。
俺の名前は、長谷川六也、平凡イズ平凡とは我を謳う的なポジションは心地が良いものだと感じている今日この頃。
「せーんぱい☆」
「うおっ」
・・・すまない、訂正させてほしい。感じていた昨日だった・・・。
唐突とはこのこと、そして日課の如く俺を驚かそうとする後輩がいた。
「マジで来たの?桜木」
「ええ、マジで来ました」
「えぇ~・・・・」
桜木有希。
俺の中学時代の後輩で、俺としては正直顔を合わせたくない相手・・・別に後輩が嫌いというわけではないが、少し後ろめたいだけである。
「お前、まさかまだ俺にやらせようと思ってるのか?」
「そりゃ、もうトーゼン・・・と言いたいですが私はそうでもないですよ?」
「・・・ンまいいや、で。高校まで来て・・・てか高校生か、昨日で」
「はい、そうですよ?」
「めんどくせぇー」
俺は身長180センチと、結構大柄で筋肉もそこそこと言った具合についている。それに差し替え桜木は小柄で小動物キャラ、そしてあざと可愛いという称号を既に持っている二冠王である。
デコボコカップルなんてしょっちゅう中学では言われたが・・・高校でも脳内お花畑くんたちはそうはやし立てる。
そもそもなんでこいつが俺に絡むのかもわからん・・・いや。原因はあるが、それはもう過ぎた話だろう。
そもそもこいつと絡むことになったのは、中学時代でやっていた部活のおかげ、いやせいだろう。
俺は中学時代に、柔道部に所属していた。
というのも、親が講道館のそこそこのお偉いさんか何かで、昔っから柔道漬けの日々を送っていた。
特に不満があるわけではないかった、というのも身長高い意外に俺に個性がなかったからだろう。
まぁ、そもそもそれ以外に見出す気もなかったから、かも知れない。自分磨きなんてしない。
あと、柔道部というと荒れやすい環境ゆえか、敬遠され友人も限られてしまう。
俺なんかは友達ゼロ人ガタイのデカいパシれる奴的な格付けが成され、よくそういった雑用を押し浸かられていた。
それでも柔道を続けたのは少ない部員の中で奮闘した先輩がいたからと言ったくらい。
そして中2に上がり、俺は次期部長がほぼ確定し、新入生の勧誘をしていた。
が、特に声をかけても誰かが来るわけでもないので、最初から半場諦めモードなのだ。
そして、それが桜木とのファーストコンタクトだった。
「これって何部の勧誘ですか?」
「柔道部だけど」
正直に白状すれば、第一印象は可愛いだった。
端正に整った顔にはつい最近まで小学生とは思えないほど、きれいだった。
「ふーん・・・それって、マネージャー募集してます?」
「は?・・・いや、別にやってくれるならうれしいけど・・・」
「それじゃ、柔道部のマネージャーやります」
「は?マジで言ってる?」
「マジです」
「大マジ?」
「大マジのマジです」
「柔道部だよ?変体下ネタ増産部署だよ、荒れてるよゴミ溜めだよ?」
「すみません怖ろしく自分の部活を罵倒するのに長けているようですが貴方部長ですよねそんなこと言って大丈夫ですか」
「女子という汚れてはならない存在があんな心のくすみ切った空間にいて何もないとか思うないわけない、あの変態症候群こじらせた部員ならなんかやる信用ならん」
「えぇっと、女子に色々理想持っているようですがそれは置いておいて、先輩。柔道場、連れてってください」
「・・・わかった」
「はい!」
そして第二印象、この娘奇特。
俺は桜木を柔道場に連れてゆき、中学に上がってまた戻ってしまった白い帯を眺め、桜木を少し待機させ、パパッと着替える。
「先輩、着やせするタイプですか」
「いんや、普通じゃないか?」
「へぇ~、それで顧問の先生って・・・」
「いないよ」
「・・・へ?」
「だから、いない」
「・・・マジですか」
「うん、大マジ」
「ハァァァ!?」
うん、そう言いたくなる気持ち、すごくわかる。
本来ならば、いるのだ、顧問は。
と言っても完全に名前だけ。
あのヒョロガリメガネくんに、とても柔道を教えられる底力があるとは思えない。
「じゃ、今から練習やるから、桜着はここで待機――打ち込み50本、ローテーション、初め!!」
ザッザッザッザ・・・
ッドンッドンッドンッドン・・・
足が畳を擦る音と、踏み込んだ時に響く音が体育館にこだまする。
となりからは、エンヤァァァァァって奇声を上げる剣道部がいる。
ここは第2体育館。
柔道、剣道、卓球の3つの部活が練習する。
柔道の発言力は弱く、活動場所はそこしかないが、端に寄せられることはしばしば。
俺と言えば、現柔道部総監督状態とは違うが、練習メニューの考案は俺がする。
ちなみにさっきの打ち込みは自分の使う技の練習を、一人10本でやり、相手を変えながら練習すると言ったモノ。誰にでもその技を使えるようになるためにという意図と、純粋な型の確認だったりとアップではないが、そこそこに汗のかける練習だったりする。
「次!早打ち込み、よーい・・・」
ビィィィィィィ!!
合図に数拍開けてブザーが鳴り響き、さっきの打ち込みよりももっと早い音がテンポよくなる。
ブザーが20秒間隔で鳴り、その都度相手を変えては打ち込みをする。
この練習は柔道の試合は基本3分で決すのだが、その間に技を掛けないとそれだけで負けてしまうことがある。積極性や体力補強の意図だ。
「そんじゃ次は水分補給の後に、乱取り三八な」
「センパイセンパイ」
それまで黙っていた桜木が口を開く。
「ん?なんだ」
「乱取りと三八って何ですか」
「あ、そうか。乱取りってのは実戦に近い練習だな。お互いに組み合って、投げて・・・これは勝ち負けは基本無しだから時間の限りやる。そんでもって三八だが、3分8セットの略だ。3分間一人の相手とやって10秒のクールダウン、それを8セットだ」
「エ・・・体力終わるじゃないですか」
「ま、そうだな。次からは俺もやるから」
「あ、はい」
「ブザー、頼めるか?」
「大丈夫です、さっき見てました」
「おう」
そして俺は部員のもとへ行く、すると案の定。
「おい、六也。お前よくあんな子引っ掛けられたな」
「バァーカ言ってんじゃねぇ・・・カッコつけるならお前らぁ!乱取り真面目にやれよ!」
「へいへい、ウチの部活はブラックだ」
「お前が部長になればもっとその有難みがわかるぞ」
「遠慮します」
「知ってた」
そんな不毛な会話をし、水分補給と軽い休憩時間を終える。
「乱取り、よーい・・・」
かわいらしい声と共にブザーがうるさく鳴り響く。
「気をつけぇ!礼!!」
「「「「お願いします!!」」」」
グッと畳をはだしで掴み、相手の出方を見る。
右半身で、右胸の前に手を持っていく。左手も軽くクロスするように持ってくる。
相手が手を伸ばし、俺の左襟をとろうと奮闘する。
俺はその伸びた腕を掴み、離さない。
そのまま横に振り大外刈り。
バァァァァァァン!!
ヤァァァァァァァ!!
俺の掛け声とともに畳に衝撃が走り、体育館を揺らす。
その後も順当に千切っては投げ千切っては投げるを繰り返す。
「気を付けぇ!礼!!」
「「「「あーとーざました・・・」」」」
「んま、ざっとこんな感じ」
「・・・もしかしなくても先輩体力お化け?」
「何その不名誉極まりないようで褒められているようで全く褒められていない残念な異名は」
「え、だって周り見てくださいよ」
といわれ、周りの部員を見る。
「ヘロヘロだな」
「先輩は?」
「ヘロヘロだな」
「嘘おっしゃい」
「いやマジよ、俺は顔に出ないだけ」
「エ、鉄仮面ですか」
「いや貴方今まで俺の何を見てたの、俺の顔をしただけの鉄の塊?残念ながらたんぱく質と脂質とかもろもろで出来た皮膚を見てるはずよ?」
「その微妙に長い突込みは何なんですか、超元気じゃないですか」
「ま、いいや。そっれじゃ、今日は解散・・・桜木家はどっちだ」
「え、六也お持ち帰り?」
「貴様ら、余計なこと言うなら明日は五八にするぞ」
「・・・すんませんした」
「よろしい」
「先輩それ、パワハラ」
「何とでもいうがイイ」
「キャラ崩壊は常日頃ですね、先輩は」
「・・・で、送ってやるからどっちだ」
「・・・こっちです」
恐ろしいのはこの後だ、家が隣なんて想像で来たもんじゃない。
それも親同士は仲いいとか恐怖だ。
微妙に桜木母に捕まったのだが、俺自体はそこまで苦でなかったからいいがちょっと気に病んでた桜木には、気にするなとだけ言い、その日は眠る。
あ、ちなみにその友人は五井はじめ(仮)、作品名は「雑草魂」よろしければ是非
あと、講道館は加納治五郎師範が作った柔道の総本山です、
私は行ったことは無いですが・・・




