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絶望の詩  作者: 燃花
8/9

閃光の

夜が夜が夜が夜が好きなの。


好きなの。


夜が好きなの。


全てをうやむやにして。


わたしを浮かび上がらせて。


ぜんぶぜんぶわからなくして。


視線でブレる夜の光が好きなの。


キラキラしてくらくらして。


わけわかんかくしてよ!


ぜんぶぜんぶ見えなくして。


なにもかもわからなくして。



もっともっともっと狂わせて。


なにもかも忘れさせて。


この夜のことも。





たくさんの人がいる。6人だけど。


みみは眼鏡、つんは体育会系イケメン。


わたしはこのキラキラしたイケメン。


退廃的な良い香りがする。


一緒に狂ってくれる?


それは無理。


目の前に綺麗な小さい歯が並ぶ。


薄桃色の薄い唇に色素の薄い長い睫毛に縁取られた透き通るアールグレイの瞳。


潤んだ瞳と開いた瞳孔がわたしへの興味を物語ってる。


まともな思考で細い砂利道をつまらなそうに歩いてる様な男。


世界一下らなく着飾った私が珍しい宝石にでも見える?

そう。最新のイミテーション。


自分で刺激を生み出せないあなたみたいな人間はわたしのことが好きでしょう?


壊して壊して壊して壊してわたしを壊して大切にして泣いてよ。


心を壊して常識を砕いて絶望の底を魅せて生き返らせてあげる。


こっちを見ろ。


わたしが。


助けてあげる。


だから。



踊ろ

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