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絶望の詩  作者: 燃花
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あるいつもの日

人生は神経細胞みたいだ


目に見えないたくさんの糸で繋がっている


途切れたり、新しく繋がったり


一度でも繋がりがあったものは


全くの新しいものよりも繋がりやすい


かといってその糸を切って、切って、切って、切ると、


どことも繋がらなくなる


意図的に切れば


誰とも縁がなくなる


だからといって死滅できない。


ほんとうはしてるのかなぁ?



生きたい生きたいと願う人がいるのは知っているつもりだ


当たり前のように、いや、それ以上に死にたくないと急き立てられている人もいるらしい


だが自分はどうだ


生きたくない。


生きるのがつらい。


ただ生きているだけでつらいんだ。


「ふつう」に生きている人たちの気持ちが全くわからない。コインの裏表みたいに、彼らにはぼくらがわからないのだろう。


このつらさ、痛み、苦しみ、どよめき、冷たさ、重さ、殺してくれ、神さま。いるのなら。どうして生まれてきてしまったんだろう。何かの罰なのかな。


なにもないのに。生まれてきた意味も。生きていく意味も。意味なんてあったところで、きっと捨ててしまう。虚無を求めてるのかもしれない。実在しているのに。


生きていること、生存していること、動いていること、それ自体に違和感を感じざるを得ない。


助けて。助けて。助けて。助けて。


死にたい。死にたい。死にたい。死なせて。


自動的に繰り返す脳みそはとっくに壊れているのかもしれないけれど、科学はそれを証明してくれない。


誰も何も助けてくれない。この思いを認めてすらくれない。ないないないない。何もない。


絶望。この気持ちをそう呼ぶのかな。

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