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ブルルル ブルルル ブル ブルル【冬の詩企画】

作者: 桃丞 優綰

 ブルブルブルブル


 白い息


 はぁと広がる


 頭が震えて


 落っこちた


 ブルルルブルル ブルブルル


 木の葉が落ちる


 ひらひら落ちる


 手が震えて


 落っこちた


 ブルル ブルル ブルルルル


 雪が降る


 しんしん積もって


 足が震えて


 落っこちた


 アイタタタ


 血が出た


 足に


 手に


 頭に


 冬は赤切れしやすいもんね


 気をつけなきゃ


 ブルブル ブルブル


 本当はただ怖いだけ


 本当はただ馬鹿なだけ


 本当はただ走りたかっただけ


 裸で


 冷たい風に斬られながら


 でもなんもないや


 やっぱり寒いだけ


 遠くに行ってしまう貴方を


 ただ私は追いかけた


 ブルブル ブルブル ルル


 乾いた空気に


 ベルを鳴らすと


 サンタさんが降りてくる


 ふわっとあたたかい空気が流れて


 乾いたはずの泉がいっぱいになる


 ルルルル ルルルル


 クリスマスのプレゼント


 なあんだ


 なんだ


 そうなんだ


 やっぱり私は馬鹿なんだ


 ルルルルルルルーーーー!!





本作は「冬の詩企画」参加作品です。

企画の概要については下記URLをご覧ください。

https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/1423845/blogkey/2157614/(志茂塚ゆり活動報告)

なお、本作は下記サイトに転載します。

http://huyunosi.seesaa.net/(冬の詩企画@小説家になろう:seesaablog)


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― 新着の感想 ―
[一言] 人生の比喩なのかと思いました。 バイクの音だったんですね。 スマホのバイブと、自分自身の恐怖や寒さをかけているのかと思いました。 転んで怪我をするのも、サンタさんの温かさやプレゼントも、や…
[一言] 無邪気な感じがしますが、どこかに狂気が混ざっているような感じがしますね。
[一言] 裸で走りたい。 ・・・。 思わず同意している自分がいて、どうかしてる。 どうしましょう。←やめろ、迷惑だ。誰得だよ。
2018/12/14 20:12 退会済み
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