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説明と提案

「先ほどサラが言ったように、わたしは失った手足や臓器すら、作り直す事ができます。そのためには、魔力と本人の体の記憶が必要になります」


 神殿で魔法をかけ続け練習した結果、わたしは一人でも麻痺(麻酔)と治癒や再生の魔法を同時に使えるようになっていた。

 また、本人にわずかでも魔力があればそこに自分の魔力を混ぜ合わせることで体の記憶を引き出し、より早く修復させる事ができるということも発見した。

 血液が足りなくなった場合も、魔力で補うことができる。ただし、わたしの魔力が持てばの話だが。

 今回の場合は、欠損ではなく損傷なので、1から作るよりは簡単なはずだ。ただし、死んでしまえば魔法は効かなくなるのでいかに早く、広範囲を同時に治療できるかということ。

 ここでも、魔力の量が問題となってくる。理想は、聖女様の全身を覆って一気に再生をかける方法だが、これに合わせて麻痺、治癒、血液の補充となるとやはり心もとない。

 現実的なのは、最も損傷の大きい腹部から治療し、状況によって麻痺や治癒をスイッチさせながら治していくというものだろう。多少の痛みなどはあるだろうが、途中で魔力切れをおこしてしまっては元も子もない。

 そう説明していると、


「お前の話はわかった。確かに我の知っている人間の魔法とは違うようだ。だが、リンにこれ以上の苦痛を与えるのは許しがたい」


 ドラゴンが言った。


「しかし、魔力の総量を増やすには時間が」


「我の魔力を使えばよい」


 ドラゴンが言った。


「我の魔力をお前に分け与えてやる、それでリンを治せばよい」


「魔力の譲渡!そんなことができるのですか」


「簡単なことだ。森の獣もこれで我の手足のように動かせる」


「ドラゴン様に動かされてしまうと魔法が使えない気がしますが・・・」


「なら魔力だけ渡してお前が好きに使えばよいだろう」


「わかりました。ただ試したことがないので、うまく使えるか少し練習させてもらっても?」


「かまわん。お前らが訓練で魔力量を増やすよりは、はるかに早いだろう。ただし、もし失敗してみろ。お前たち全員凍らせたうえで跡形もなく踏みつぶしてくれるからな」


「・・・わかりました」


 巻き添えになってしまったオジョーとサラには申し訳ないが、いずれにせよここをクリア出来なければわたしの目標は達成できない。

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