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魔法の練習~解剖学について~

 どうして(ヒール)しの使い方に内臓の機能改善の説明が無いのかと思っていたら、どうやらこの世界では解剖、剖検するという概念自体が存在していないようだった。

 マリアさんに尋ねてみたところ、


「か、体の中を見るなんて・・・確かにけがを治すときに見えていることはあるけど、わざわざ開いてみようなんて、そんな恐ろしいこと!」


 といった反応だった。

 ついでに医者について聞いてみたところ、薬師と神殿のように魔法を使った治療師のどちらも行えるものがそれに当たる存在、ということだった。内部の不調は薬で、外部の怪我なんかは魔法でということらしい。

 

(つまり、臓器とか、筋肉とか、神経とか何もわからない状態で治療していると! なんということだ・・・)

 

 まさか、この世界の医学が解体新書以前の日本レベルだったとは。


「でも、傷口とか、こことここをつなげて、とか、考えますよね?」


 (血管とか、神経とか)


「そうね、最初に一度合わせるから、その時にできるだけしっくりくる場所に戻しておけばだいたいくっつくわ~」

「あ、結構アバウトですね」


 マリアさんの手つきは割れたコップなどをくっつけようとする人によく似ていた。


 なるほど、再生以上の回復系魔法が難しいのはこれが背景にあるのかもしれないな。

 この世界の魔法はイメージが重要である。実際目に見えている分には思い出すだけでいい。だが、中身も伴ってとなると、この世界の人にとっては見たこともないものを想像することになる。しかし、知識がないから具体的な想像ができない。故に、魔法が成功しないと。

 そうであれば、頭の中に知識のある、動物であれば実物も見て知っているわたしは案外習得しやすいかもしれない。


 まぁまだ習っていないので、実は呪文がめちゃくちゃ長い、とか、再生する部位ごとに呪文が違う、とかあるかもしれないが。





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