表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
44/86

治癒の魔法について

 最初神殿に来たときに見た惨劇のような場面。あれは、治癒魔法が傷口に魔力を触れさせる必要があることに起因するものだった。

 魔力は人の表面を覆うように現れるもので、あまり拡大することができないらしい。そのため、深い傷を治そうとしたときに表面だけを触っていると、皮膚だけが再生して中がくっつかない、などということが起こってしまう。

  そして、魔力だけが触れるのなら痛みはないが、大きく隙間を開けるわけにはいかないので、どうしても手が触れることになる。だから、泣こうが喚こうが手を突っ込んで奥から治療する必要があるのだ。


 麻酔薬や鎮痛剤は、あるにはあるが非常に高価で、また安全性も確立されておらず実用的ではなかった。

 結果、人々の中では、少しひどくても命にかかわらない程度の怪我であれば魔法には頼らず自分の力で治そうという人が多いとのこと。

 

 この話をメジから聞いたとき、わたしは思った。


(もしかして、変化を使えば痛みの軽減ができるのでは?)


 たとえば、手を細い糸のようなものや霧状に伸ばすなどして傷を覆えば、一度に広範囲をカバーできるし、痛みもほとんどなく治療できるのでは。

 思いついてみるとさっそく試してみたくなった。


(問題は、人に対してどうやって変化をごまかすか、だが)


 動物相手であれば大概のことは受け入れてもらえる。というか、気にもされない。自分たちにとって都合がよければ万事オッケー、というのが彼らの基本スタンスだ。


(いったいどうするか・・・。魔法にはそういうのなさそうだし)


 とりあえず最初は動物たちからはじめてみて、いい案が思いついたら人間に試してみよう。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ