子供姿の作り方~映像はイメージです~
さて、成人女性と男性の姿は自分と夫の姿を模したものだが、今の子供の姿はというとそのままわたしの子供時代というわけではない。
いくら自分の姿といえ、子供のときのことを細部まで覚えているわけでもないし、変化にも慣れてきたので少しオリジナリティを加えていきたいというのもあった。
そこでわたしは、
"娘が成長したらこうなるだろう”
姿に化けてみることにしたのだった。
そして、完成したその姿は・・・少し茶色がかったストレートの髪に、大きくパッチリとした二重の瞳。小さめの唇とやわらかそうなピンクのほっぺ。やや小柄だが、すらりとした手足。
(これは・・・ヤバい‼)
正直言って、めちゃくちゃ可愛かった。
いや、確かに親の欲目というのもあるのかもしれないが、客観的に見ても今あれだけ可愛いと言われるのだから、十分ありえるレベルだと思う。
(しかし、これだけ可愛いと危ないかもしれないな)
ネコとしての身体能力もあるし、本当に危険なことにはそうそうならないと思うが、おかしな人に襲われたりしては面倒だ。だけれども、この可愛さを崩すのはなんとももったいない。
こうして悩んだ結果、妥協案として、わたしは前髪を長めにし顔を少し隠すことにした。
こうすれば、かわいさを損なうことなくカモフラージュできる。パッと見は地味な感じになるが、極論私が見たいときに見れれば問題ない。これは、娘に会えない代償行為みたいなものなのだから。
しかし、本当に娘が成長してこんなに可愛くなったら、こんな対処ではいけないだろう。
帰るまでに対策を考えておかないといけないな。
ただの思いつきで始めたことだったが、はからずも親としての心配事が増えてしまったある日の出来事だった。




