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とある異世界への召喚

作者: 日向 星

初投稿です。楽しんでお読みください。


異世界に召還されてしまった。

最近流行している異世界転生、異世界召喚だ。

だけど、自分の周囲には誰もいない。

神も召還者もいない。

一体どういうことなのだ?

森林に満ちている場所だ。

適当に歩いてみる。

歩きながら「ステータス」「オープン」などと言ってみたが何も起こらない。

あぁ、ちくしょう。一体何なんだ!?

開けた草原に出た。

遠くにいるが、誰かの人影を見つけた。

人だ! おーーーい!

たどり着くと、絶句した。

「ウホ?」

どこか猿みたいな顔、それが何人もいる。

悟った―――悟ってしまった。

異世界の転生、召還、もしくは過去へのタイムスリップはある程度文明が進んでいるからこそ、召還者はチートを使って優位に立てる。

けれど、あまりにも原始的だった場合はどうだろうか?

言葉も通じず、技術もない。

文明社会を生きた自分では生半可な知識しか持ってない。文明を向上させようにも文明がない。

自分は終わった。



そんな俺でも、役に立ったことがある。































「緊急のニュースです。欧州の古い地層の中からあり得ないモノが出土しました。現代人です。骨の劣化から確かにその時代の人間なのですが、骨の形態、遺品が現代のものなのです。遺品は日本の学生カバン、住所は―――。―――学校。名前は―――」


このニュースは瞬く間に日本中に放送され、調査の結果、三日前に行方不明になった人物だと発表された。

遺品の中のメモには転生、召還、タイムスリップなどの単語が羅列されており、彼が何らかの神秘的な出来事に巻き込まれたと結論に至った。

この事件の重要性は「過去へタイムスリップ」が現実としてあり得る。と言う事実だ。世界各国は直ちに並行世界、タイムマシン、異世界の研究を開始した。数十年後、このことによって、自力で異世界に行く事件が起きた。

世界は変革した。












俺は何もできず、何もしなかったが、未来においてタイムスリップの事実を身をもって証明した。

俺のせいで異世界や過去にあらゆる変革が起きた。

けれど、それ以上に利益をもたらした。

人類の歴史に多大な影響を与えることができた俺は―――とても誇らしい。






閲覧ありがとうございます。

感想などがあったらよろしくお願いします。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 文章自体は、きっちりしている。 内容はこれだけのものならば、短編というよりも超短編、自分の文章力を試す程度の長さであれば、面白いしきちんと完結していてすごくいいと思う。 [気になる点] 行…
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