水面【２００文字小説】

　水面に陽の光が反射してキラキラと光る。

　波に合わせて一瞬、一瞬次々と表情を変えるそれはちょっとした宝石のような輝きを持っている。

　それを眺めていると、不思議と穏やかな気持ちになりまた頑張ろうという気にもなる。

　だからこそ、毎日のように海に行き橋の上からキラキラと光る水面を眺めるようにしている。

　今日も頑張った。だから明日も頑張ろう。

　私は夕日に照らされて赤く輝きだした水面へ向けてそんな決意を固めるのだった。