ダンジョンの本 - また忘れた
一人になった後、何かを忘れている気がした。
あ、ダンジョンの本読んでない!
日葵は思い出した。
今日は絶対ダンジョンの本を読むぞ!
日葵は防魔法室に行きダンジョンの本を自室に持ってきた。
そして開く。
ぺらっ ぺらっ
時間がないのでまとめを読むことにした。
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本の内容:早見用
※緊急時にお使いください。
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1. ダンジョンの基本分類
ダンジョンは魔物の通り道や生活圏として形成されている場合が多いが、
発生起源や内部構造によって大きく四つに分けられる。
1.1 魔物の生活層
魔物が巣食う「自然洞窟」や「巣穴」は、探索者にとって
最も危険な環境のひとつである。
- 無数の魔物に一斉襲撃されるため、
巣穴ごとの地形や移動ルートを事前に記憶し、
主要ルートを避けることが必須。
- 巣穴は人類遺跡にも浸食しており、通路や階段の奥深くまで魔物が
侵入しているケースがある。
1.2 人類の遺跡
かつて人が利用していた通路や階段が残る「廃墟」は、
比較的移動しやすい反面、一部が魔物に破壊されていることがある。
- 壊れた通路を迂回するためのクライミングロープや移動用魔具など 、
代替手段を必ず用意。
遺跡内部は構造が複雑なため、迷子防止に柔軟な索敵が求められる。
1.3 古代文明の遺構
現代人の想像を超える仕掛けや自動装置が点在する「古代遺構」は、
探検心を刺激するが落とし穴も多い。
- 人を乗せて浮遊する石板や自動扉など、高度な魔導装置が稼働している。
- 軍事施設や祭祀場と判断される場所では、
解除困難な罠や結界・魔法罠が設置されている
可能性が高いため、無闇に踏み込まない。
1.4 広大な自然洞窟
多種多様な魔物が共生する「大洞窟」は、
場所によって空気が薄く風も起こりにくいため
視界が制約される環境である。
- 洞窟内の地形調査には誘導フレアなどの
探査用魔術が不可欠で、熟練の魔術師は高額報酬を得る。
- 長期遠征に備え、飲料水や非常用の酸素など持久装備を充実させること。
水から酸素などを生む魔法も有効だが、焼け石に水だろう。
2. 探索の基本戦術
- 敵巣穴近辺での正面戦闘を避ける
巣穴の存在を判断できない場合は、
一旦撤退して安全な距離から情報を収集する。
奥へ進みすぎると撤退不能になり、救助隊の二次被害を招く恐れがある。
- 多層的な安全装備を準備
前衛は浮遊魔術や防護魔法を駆使し、不意の襲撃に備える。
後衛は回復魔法だけでなく、小型魔物対策や背後警戒支援に加え、
自衛用の魔具を携帯・魔法を展開する。
- チームワークと役割分担
前衛:敵対生物・罠の排除と物理的な道開け
中衛:最低限の魔法と物理的な許容力
後衛:回復・支援魔法、罠解除、小型生物の一掃
3.法令順守と罰則の理解
- 洞窟内での大規模魔法は禁止されており、
違反すると高額罰金・懲役が科せられる。
法律を逸脱せず、必要に応じて国に許可を取ること。
これらの分類と戦術を踏まえ、場面に応じた装備・
戦術選択と冷静な判断力を養うことが、
ダンジョン探索の第一歩となる。
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後衛は小型生物対策や背後警戒、回復魔法。
私、練習しないと。




