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レベルアップが命取り?建内 日葵と不思議な服  作者: 和琴
——そうして、私はとある決意を固めた
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メモの中身

私は食事を取った。

ありがとう。

…ハーブティもあったし豆もあって私の皿は少し豪華だった。


私は髪と体だけ清潔にして寝る前のことを済ませてから

自室に入る。

隣からバルドさんとレンさんの騒ぎが聞こえてくる。

煩いけど…安心した。


光媒体をこっそり訓練室から持ち込んで、

私は自室でメモを開いた。

キャロスさんとの訓練で使った青媒体のように

光媒体は光魔法を使用するための人工媒体だ。

思い付きでやってみたら明かりにぴったりだった。


****

日葵の今後の方針について:

 結論:中級ダンジョン以上でモンスターの撃破の祝福による

    日葵の大幅なレベルアップを目指す。

    最初からそのつもりでレンたちを受け入れた、

    利害の一致だ。


 説明:撃破の祝福とは、ダンジョン内モンスターに

    まれに潜む現象。

    異常固体が混じっているのか、撃破時に祝福が起こり

    音で分かるレベルアップが起こる現象である。

    魂に関連する現象であるため研究が進んでいない。

    そうでなくとも冒険はレベルアップを日常よりしやすい。


 中級ダンジョン以上の理由:

    監視魔術・帰還魔術等が妨害波動で使えなくなるため。

    というよりそれらが使えなく、難しいものが中級以上に認定される。

    初級でも比較的簡単ならそういうダンジョンが残っているため

    偽装して通信が途絶えても魔女の目を誤魔化しやすい。

    また中級ダンジョン以上なら、撃破の祝福が多いと聞く


君も勇者で主人公だ…レン・オーブライト

俺を盾だと思ってこき使ってくれ…バルドドート

私も功績をあげて認めてもらうから…(ローラ)ライラフロイラ


中級ダンジョンぐらいの保証金はこの分なら稼げるかもしれん。

ギルドは俺が守るし、増員をかけるつもりだ

 安心して冒険に行ってこい…キャロス・ノード

大変みたいだけど、命第一で頑張ってね…キャロス・リーファ

****


泣いてはいけないのに、防魔法室の外なのに…

自室で泣いていると、それに気づいたのかノック。

「はい」

扉を開けたのは、レンさんとバルドさんだった。


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