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Light lane - 勇者たちと日葵
もう感情が高ぶって周りを見れないのに
バルドさんが
「キャロスさんから聞いたぜ、魔女の事…。」
レンさんが
「言えなかったんだろ?つらかったよな…」
だめ…、私をこれ以上泣かせないでよ。
強くならないといけないの…。
「わ、わた…しはつよく…なります。
レベルを…あげて…恩返し!するんです!」
体が灼熱だ、もう震えが止まらない。
誰も聞いていないのに叫ぶように話す。
「わたし…つよくなる…ために!
きょうりょく…して…ください!」
静寂…
「当たり前でしょ!」
ローラさんに抱きしめられる。
もう無理…!
私はそこからもあまり覚えていない。
安心して…気がついたら寝ていた。
だけど気が付くと起こされて、
夕食の席に連れていかれた。
ポケットにメモが入っていると防魔法室で告げられた。
後で読もう…。




