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レベルアップが命取り?建内 日葵と不思議な服  作者: 和琴
——こうして、私は”草取り”を始めた ーーーって何この展開!
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Light lane - 隠しダンジョン

休憩と食事をして力がみなぎったころ

草取りの5割ぐらいが完了していた。

12:40あたりから初めて 今が14:00

これで、これならぎりぎり終わりそうかな。

青い香りと土の香りが漂うこのダンジョンは、

そろそろボス戦に突入しようというところだった。


農家の人がやってきて

草取りの範囲の短縮をお願いしてきたのだ。

「具体的には草むらスイカのあった山沿いの草むら範囲辺りは手つかずにしてほしい

だから、そのバルドさんの右側の所だけむしれば

"草取り"については終わりだ。

レンさんに言った通り3倍の報酬も支払おう」


その瞬間、全員から歓声が上がる。

600クラン なかなかに大金だ。

1日で600クランは3人が別々に仕事しても達成できない額だった。


私は分け前なんてなくていいと思っていた。

しかしそこは律儀で、レンさんは分け前を提案してきた。


「日葵さん、180クランの取り分でどうかな。」

私は活躍を認められたみたいで、ついもじもじしてしまう。

みんなが頑張ったからこその結果なのに。


「え、その、私お金貰っても使い方わからないし…」

レンは首を振る。

「君もすごかったし、君が起点だったんだ。

 僕たちは救われたんだよ。」


その時、その歓声を止める人物が現れた。

「待って」

冷や汗をかきながらローラが声をあげる。

「"草取り"が終わりなのよね。

 そんな言い方するってことは…。」

彼女は顔を片手で片目を覆いながら、その瞳で農家の人をじっと見つめていた。


農家の人は頷き

その年齢に見合わぬとんでもない提案を行った。

「うむ、草むらスイカハントの始まりじゃ!」

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