Light lane - 金果と金と魔法の世界
ローラは草むらスイカを割ってしまったことを謝罪した。
「ひどく放置された草むらにしかうまく生えないから逆に珍重に扱われるのよね。
しかも、一つの草むらに複数はほとんど実らないって話の…。
ごめんなさい、このスイカあれば300クランにはなっていたのに…。
けどほかに方法が思いつかなかったの。」
うつむき、ローラは草むらスイカに目をやる。
冒険者に野生の金果と呼ばれているそれは、割れてみんなに提供されていた。
虫の声がその沈黙に割り込んでいた。
…甘すぎるぜ!
シャウ!と音を立てるスイカをかじりながら
バルドドルドはその考えを否定する。
「こんなうまいもん売るかよ!
それにハチュッシャだって
ちゃんと処理すれば高いんだからいいじゃねぇか!
追加報酬あると思うぜ俺はよ!シャウ!」
バルドドルドの口の中で、滴る果汁の甘い香りが口腔に広がった。
私はその様子を、スイカを食べながら静かに見守っていた。
レンはスイカも農家の人におすそ分けに行ったらしい。
「草むらスイカだから草が保護して暑さの影響を回避し瑞々しい!
と感激していたよ。
自分がこの畑を継いだから、来年これを超える
普通のスイカを作るって息巻いていたね。」
バルドドルドは自分の意見が正しいか気になるようだ。
「おう!レン。追加報酬のほうは交渉したか?シャウ!」
レンは嬉しそうに親指を立てる。
「もちろん!草取り完了すれば3倍だ!
それに、もっとスイカがあったら最高だしな!」
私は思わずジャンプし、喜んで声をあげた。
「おおー!奇跡ですね!これでクランが確保できる!」
気分が高揚し、眠気が少しづつ吹き飛んでいた。




