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第二章 - 雑草
雑草はその芽を覆い隠した。
芽は不安で光を探す。
周りは雑草だらけ、隙間が少なくなる。
魔女も気づいていた、あまりに治安が悪い。
私が見ていたあの街はこんなにも変わったのか。
しかし、ギルドなら問題ないだろう。
だがそれは思った以上に芽の心をむしばんでいた。
キャロスは考える。
ギルドが何度も襲撃されている。
日葵自身が原因の襲撃もある。
何か、気晴らしや警備強化が必要だ。
リーファは思う。
ハーブティーを入れてあげたけれど
あの子大丈夫かしら。
後日開始の依頼も沢山受けてるけど、忙しくなったら
休む暇もなくなるわ…。
そして運命が何処かで動く。
「この畑には、草取りが必要だ。」
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