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レベルアップが命取り?建内 日葵と不思議な服  作者: 和琴
運命の場所で私は"草取り”の瞬間を待つ
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もっとやれること

少し話してからアリッサが帰宅し、

貰ったお花をギルドに飾る。

控えめな蜜の香りが心地よい。


それを見ていると、ギルドの雰囲気と私の心が

なんだか明るくなった気がして、

このギルドにもっと私が出来ることが

あるんじゃないかと思えてきた。


仕事を効率よくこなす順序を考えたり

来てくれる人にもっと親切で実用的なアドバイスをしたり

紙の貼り方一つから丁寧にしたり。


食事に呼ばれ、パンとチーズとスープを食べた。

パンにスープを浸そうとすると、キャロスさんが

熱でチーズを溶かしてくれた。

なんだかうれしくなって、おかわりはあるのって聞いたけど

ないって言われちゃったな…


ふと、ホテルに泊まった時の塩がかかったパンの話をしたら

高価なスタイルだって言ってた。

たぶん、ちゃんと500クランに見合ったお部屋だったのかな。

水は体力と引き換えに魔具で生成できるけど、塩はそうじゃないもんね。


「それにしても、ギルドの見た目か…。

 リーファのほうは気を使ってるんだろ?」

私も依頼者用カウンターには掃除のときに入ったことがある。


ちゃんとしたカーペットや相談室、

必要であれば冷気を送るための魔具まで完備されていて

凄くレイアウトにこだわってる。


「そうね、冒険者カウンターも入りやすいようにとか考えたほうがいいんじゃない?」

「いや、この落ち着いた感じがいいかと思って気にしてなかったんだ。

 考えてもいいかもな…」


もし時間があったら、地下室に何かいいものが眠ってないか確認しようかな…。

「幅広い層を意識した宣伝も頼んだし、完成したら多くの客が来るかもしれん

 花はもし枯れたら定期的に入れ替えるか…」


いつか枯れちゃうのは仕方ないよね、

でも飾られてること自体がプレゼントの証なんだよね。


食事の後は掃除なので、1階から2階まで掃除をしていって

流れでそのまま防魔法室に入った。

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