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レベルアップが命取り?建内 日葵と不思議な服  作者: 和琴
運命の場所で私は"草取り”の瞬間を待つ
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偽装工作

ついに始まる一連の計画…。

食事が終わると、私はキャロスさんに連れられて2階の倉庫に来た。


さあ、やるぞ。


キャロスさんはアイコンタクトをしてから、ある機械を指さした。

「ここにおなじみの、レベル計測器がある。

 昔このギルドで使われていたレベル別の仕事割り振り表があるから

 それに従って、仕事を割り振るために計測を行う。

 いいな!」


日葵は例の誤魔化しが始まったかということに気が付いた。

「はい、わかりました。

 使い方は慣れてるので手を置いてみます。」


手を置くとレベルが表示される。

”レベル1”

私は二度見した。

”レベル1”

”レベル1”

”レベル1”


誤魔化しすぎ…!


キャロスさんはこちらを見て、頭に手を当てて話した。

「レベル1だと?いや、俺のレベルは正しく表示された。

 となるとお前…どういう…。

 今は何の仕事や訓練をさせていいかわからん。

 とりあえず、隣の倉庫に行っててくれ」


頭を抱えるキャロスさんに嘘だとわかってても

申し訳ない気がしてくる。

「え、あの私レベルが6だったのに…

 すみません。移動しています。」


私は防魔法室に入ると、フラリスさんが声をかけてきた。

(外で待ってるね、私狭いところの魔法は苦手だから…)


そうなんだ。わかったよ。

部屋に入ると水晶、魔具やトレーニング設備があった

本の魔具を使うと、的が出るんだっけ?


手を置いて、祈る。

「蝙蝠さんの的、出ろ!」

蝙蝠さんぐらいしかモンスターを見た経験がなかった。

彼らは空を飛ぶので都会でも近くで見かけることがあるほど。

暫くすると蝙蝠の形をした黄色い光の的が現れた。


私は木刀でその的を狙うも、ふよふよ左右に浮いてなかなか当たらない。

ずっと振り回し続けていると当たって的が砕けた。

黄色のフワフワした光が飛び散って、きれい…。


ぼーっとしているも、そんな暇ないと気が付き、次は本棚を見た。

「ダンジョン探索」「魔法と武器」「精霊との関係について」

「呪いについて」「探検装備のススメ!」など

様々な本があったが今回は「魔法と武器」を手に取って

ページを見てみることにした。



"魔法と武器"という本に手を添える。

ぺらっ、ぺらっ

日葵は中を読み始める。

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