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レベルアップが命取り?建内 日葵と不思議な服  作者: 和琴
私は背を伸ばし、さらに伸ばし葉もつけて
172/199

<完成> - 仕組まれた運命

女は機械の頭の回路を取り出す。

非常に細かい回路だが、すんなり取り除く

事が出来た。


「幸運が重なって、予定よりかなり早く

 思考回路を取り除く事に成功したわ

 これで私が…」


魔女は祈り、自分の意識を"拡散"する。


普通は気絶するような使い方だが

そんな常識は魔女に常識は通用しない。


<「私が直接制裁できる。

  帰還する必要ももはやない」>


機械と人間が同時に喋る。


次に魔女は<軍隊ミニオン>だけでの操作を試みる。


<魔物の魂から強力な力が湧き出ている。

 幾らでも魔法が使えそうな、すさまじい力だ。

 暫くは魂を刈り、この飢えた魂に

 エサを与えるとしよう>


次に魔女はどこで狩るかを考えた。


「そうだな、念には念を入れ

 "腐った大地の亡者"を刈るとしよう。

 3000という数は、私にとって

 大きな魅力だ。」


<もともと私に敵う物はこの時代には

 いるとは思えない。

 私の力を伝え聞けば、

 日葵たちも抵抗を諦めるだろう。>


「国も味方に付けれれば

 私は正当化されるはずだ。

 そうだ、私は正しいのよ。」


その瞬間、魔女は自分の行動に若干の違和感を感じた。

私はなぜ大地の亡者を刈りに行く?

安全だと判断したはず…。


世の中に姿をさらして、良いのか?


この沸き上がる力、魂を喰おうとする食欲。

止めようにも、止められない。

「近場の魔物を刈り、この操作に慣れ次第、

 亡者を刈ることとしよう。」


何処かで透き通るような声が響く。


運命の改変を望んだものを喰らい

幾らでも力が手に入る。

人間ってバカだ。

「アハハハハハハハ!

 全部僕のおもちゃさ!」


イへへへへへへ!

次はもっと強く、もっと沢山の危険をぶつけるんだ。

いつ壊れるかな?


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