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レベルアップが命取り?建内 日葵と不思議な服  作者: 和琴
——そうして私はーーーー何やってるんだろう。
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魔法訓練5

私は朝起きて体を確かめた。

少し痛い気がするがなんだか力がみなぎっている。


私は起き上がってストレッチを行う。

体を解すだけなら、魔女さんも許してくれるよね。


ふと、部屋に違和感を覚えた。

何もおかしくはないけど実家の部屋でないことに

違和感を覚えた。


待っててね、私いつか帰るから。


私は下に降りて、掃除を行う。


掃除のとき、いつもより体が重い気がした。

少し太ったのかな?

いや、また少し力がついたんだよね。


外の天気は晴れだ。

暫く晴れ続いている。

川が干上がらないか少し心配だ。


全体の掃除が終わるとちょうどご飯の用意が終わっていて、

なぜか紫苑さんまで近くに座っていた。


私を見つけると声をかけてくれた。

「曇りの際にも同じように稼ぎたいわよね?」


突然の質問だ。

「あ、あの、そうですね。

 やることが無ければ」


「ちょっと思いついてね。

 うちのマッツェンダが今日

 リザード屋に交渉に行くのよ。」


…リザード屋に?

「後々だから

 今は覚えるだけにしておいて。

 今後縁の下ギルドの人員が増えたときに

 何か屋台とか休憩場所に余剰人員を

 出していいかって話よ。」


屋台…休憩所!?

新しい発想だ、期待で胸に手を当てて言葉を待つ。


「普通の依頼だと安定しないでしょ?

 今後のために一度お店の反応だけを

 見ておきたいと思ってね。」


もしかして私の訓練やお仕事を、

自然にできる様に配慮してくれるの?


「分かりました。覚えておきます!」


私は食事を食べて今日も暑いので

ギルドの前に仮設の屋根を建てる。


そして今日も涼み処を設置した。

純粋に待機するための所と

私とレンさんが冷を5クランで提供するところだ。


ギルドの中も魔法で涼しいからきっと

倒れる人も少なくなるはず。


その時フラリスさんが声をかけてきた。

(今日は探知のお試しかな?)


私は目を閉じて聞き返す。

「探知…、草むらスイカの時の?」


「そう、イメージで探知するの。

 目を閉じて周りをイメージして

 人を丸で思い浮かべるの。」


すると周りに数個の丸が浮かんだ。

近くの通路だ。


ちょっと遠くは見えない…。


「近くが見えたよね。

 遠くが見えないのは探知は遮蔽物が苦手なのと

 妨害が壁に仕組まれているからだね。

 人がいるのが簡単にバレたら危険なんだって。」


確かにそうだ、恐ろしいと思う。

でも何だろう、丸の中がもやもやしている人がいる。

「何かもやもやしている人がいるよ?」


「うーん、探知は

 人によって特徴があるんだよね。

 私には分かんない!」



▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼

精霊と人間の知性で

探知の形も変わる

探知は常に力を使う

気を付けろ

▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼


特徴は自分で掴んで行くしかないんだね。


☆ちょっと悪戯☆ メタ要素が含まれます。


皆さんこんにちは!

建内日葵です。

今日の初めは寝てたので、お昼からお話しします!


話さないといけない気になって

また出てきちゃいました!


突然だけど、汗をかいた後の

塩の利いた食事って

なんであんなにおいしいんだろう。


ダンジョン密集地帯と、腐敗した大地さえなければ

海が近くてもっと塩が安く買えるのに…。


キャロスさんの話だとそこの辺りが

厄介な土地だらけ…なんだったよね。


私の家の近くのダンジョンベルトの火山も

人食いドラゴンがいるとか、怒らせると炭になるって

よく噂されてる。


大陸中央を横断するように

そんな脅威みたいな存在が住みついてるって。


(まあ、近づかないほうが良いよね。)


▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼

全てが致命的

植物・王者・

汚染・脅威・

高速の捕食者・

虫すらも

▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼


…フラリスさんの魔法だけじゃ

ホントに近づくことは

出来なさそうだね。


ごく一部の森や施設を経由して、隠れながら

北の方に行くと3つの国があって

北連合…魔法の短刀の出どころなんだけど。


北連合の一国である和権国。

そこが昔いたおばあさんの出身地なんだ。

いつか、一度でいいから行ってみたいなあ。


話は変わるけど…

そういえば、今考えても扇ぎ屋って変だよね…

でも、心を売ってるみたいで好きなんだ。


ついでに少しでも体力をつけて

皆さんの役に立てるならいいな。


(無理しすぎてるけどね。

 まだ、役に立つことに依存しちゃってる

 気もするし…。)


依存…感謝されるのがうれしくて

頑張っちゃってたんだよね。

いつかきっと、ちゃんとした大人になれるといいな。


期待と決意、風に植物が揺らめいている。


--


ル・カオ・ラン・トゥ・フルー…

それにしても、寂しいものだ。


まあ、仕方ない。

そういうわけだもの。


こうやって理の外で話せるのも

ちょっとした奇跡…かもしれないね。


ああ、僕たちの奇跡だ。


抱く未来への憧憬…

偽りの希望か、それとも…


そんな事、なってから考えればいいよ。

さあ…行こう。

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