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レベルアップが命取り?建内 日葵と不思議な服  作者: 和琴
——こうして、私は初めてギルドの扉をくぐった
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1章 - 運命は見守る

魔女は待っていた。

日葵を待っていた。

日葵という種は無数の種の中から

運命のように摘み取られる。

女は畑に植え、肥料を与えた。


種は見知らぬ土の中で芽を出し、

少しずつ、地面を盛り上げる。

光を探し暗闇の中でもがいているようだ。

女は観察し、芽が見えるのを楽しみに待っていた。


女は想像する。

芽が生え、双葉が出るだろう。

幹が伸び、葉が生い茂るだろう。

きっと花となり、そのあと散るだろう。


そして待っている。

いつか実がなるその時を。

枝を折り、その実をもぎ取る瞬間を…。

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