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レベルアップが命取り?建内 日葵と不思議な服  作者: 和琴
——そうして私はーーーー何やってるんだろう。
139/166

根で土を掴み、己を建てる

私は食事の後、寝る準備をして2階に上がった。


限界、私もう眠い。


体力を捧げてフラリスさんのヒントを受け取る。

「まだ2階だよ!」


…もうどうしようもないや…。


…………


起きると椅子の上に座らされていて

目の前に魔女さんが見えた。

その笑みの元、魔法の鎌を私に振り下ろして…。


…………

私は椅子から転げ落ちて目を開ける。


夢だった…よかった。

目の前にレベル測定器や箱が見えた。


誰かが布をかけてくれたみたい。


月明かりが見える中、どうしようと思っていると

手元にあの光るサレットがあった。

目の前を照らせる防具兼魔具だ。


そこまで気を使って貰えるなんて…。


私は頭を光らせてトイレまで行く。

途中で壁に頭を打ったけど痛くなかった。


その後2階に戻り、少しの間訓練しようと防魔法室に入った。


見慣れた光景の中、予想外な

(日葵、今回は一緒に入ったよ!)

という声が聞こえた。


いつもより近くから声がするイメージだ

私は驚いて飛び上がってしまう。

目を瞑って会話する。

「……ここまで来てくれるの?」


「体の治癒、今日こそ練習しないと!」


なるほど…!


「単純に生命力を上げるイメージで

 両腕をだらーんと下げて祈ってみて!」


私は言われた通り祈ってみる。

手と肩が熱くなる感じがして気持ちがよかった。

「自分自身に使うことはあんまりないと思う。

 ヒントを頼んでくれたら私が効率よく運用するし

 毒や食あたりの時はまだ余裕のある時に頼んでね。」


あ、眠くなってきた…。

こんなに疲れてるときにそもそも訓練なんてしたら

そうなるよね…!

フラリスさんはそれを止めるために一緒に入ってくれたのかもしれない。


後悔渦巻く中

私は全身全霊を振り絞って3階の自室に移動して睡眠した。


お休み…バタンと倒れ込み、布で体を覆う。


Zzz…


夢の中、私は魔法の練習をした。


何しようかな…私はそう思い時の魔法を使おうとした。

でもなんだか違和感を感じてすぐに戻した。

他の人がいないから特に失敗に気が付くことが出来なくて危険…


治癒の魔法…疲れてるからか何だか発動しない。


私…ひどい…!


泣いているといつか聞いた声がした。

「慎重に危険を察知して、落ち着いて行動する。

 そしたら、今できることを探せば良いんだよ。」


それからの夢はよく覚えていない、いろんなことを考えて眠った。

夢の中…


私は知らない大地に立っていた。

その大地は泥に覆われて沢山の項垂れた人ではない何かが

私の元に集まってくる。


悲鳴が響く中私は…Zzzzz


…Zzzzzz


はははは、変な夢

…Zzzzzz

…Zzzzzz


--

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