表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
レベルアップが命取り?建内 日葵と不思議な服  作者: 和琴
決意を胸に、私は準備する
126/165

<気にしないわ>


「レベルが6になりました…」


うるさい!まだ時間じゃないわ!


小娘め…


軍隊ミニオンを分解、回路を組み込みながら

魔女は声を荒げた。


早く殺してくださいとでも言うつもりか!

それとも、私の譲歩でも引き出したいか!


…そのほうが良いかもしれないわ。

じっくりと見守っていたら、刈り取るのが

辛くなるかもしれないもの。

…何を言っている私は。


リザード屋…だと?


あのヘルスパークリザードがもはや玩具か。

時代は進歩したものだ。

確かに人物探知に巨大なトカゲが混ざっている。

ヘルスパークリザードだ。


これが防衛施設となれば腐った大地の亡者も

”一時的には”太刀打ちできないだろう。

一安心といったところか。


日葵はどうやら風呂に入っているようだ。

人生初の風呂…死ぬ前の思い出旅行か。

……


それが出来る人ばかりではないというのに、

この娘は分不相応にもそれを行っている。


自分が服を与えた結果とはいえ

この世の中はあまりにも理不尽だ。


兜・冒険服、盾、靴、魔具、そして魔法服…

ついに本格的な装備が揃うか。

重さとしてはおそらく鉄の鎧を着るのと

大差ないだろう。


そんな重装備にして、

どんなダンジョンを探索するつもり…?


私は今は何も気にしないわ。

一刻も早く<軍隊ミニオン>への

精神憑依を実用化しないと…。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ