療養所
その後私はお部屋に戻って運動をした。
寝床の横でやるようにってメモがあったから
それに従って私は諦神訓練を行った。
また30分行ってくたくたになった時、
レンさんたちが私の部屋をノックして入ってきた。
「やあ、休みになった時の動きを相談したくてね」
…なるほど。
「いやーこの前の残り金でリザード屋行きたいよなレン!」
リザード屋?
レンさんが首を振って否定する。
「まずは装備だろ?日葵ちゃんの頭防具に
浮遊効果の魔具で1000クランは越えるよ。
リザード屋は一人最低100クランだろ?
もう装備代は日葵ちゃんの服だけで6500クランも
使ってるし移動や食費代も…。」
6500クラン?!!
計測に来た冒険服ってそんなにするの!!!
ダンジョンとかそのお店への移動代もいるなら
無駄なお金なんて…。
「俺らは服持ってるだろ?
1回だけ俺らの金で行こうぜレン!」
するとさらにノック。
ローラさんが入ってきた。
「いいんじゃない?レン。
今のうちに行っておけば。」
こちらを見てレンさんがはっとした。
真剣な表情になり頷く。
…私の命の事かな。
「行こう!リザード屋!
きっと気に入るよ!」
レンさんがにっこりとしている。
流されやすいのは知っていたけど
もうお楽しみ気分だ。
「そのリザード屋さんって何ですか?」
「最新式のお風呂だよ!
モンスターが放つ電気を熱源に
お湯が沸いてるんだ!」
目が輝いてる…
「水は川の水や魔具の水を使って日々調整していて、
肩もみ士もいれば食べ物の屋台もある、
何でもそろってるんだよ。」
予想外だった。
てっきりお肉売り場かと思った。
「ヘルスパークリザードだから
リザード屋!あそこは凄いわよね!
体調が悪い人の療養所でもあるし
エサやりショーまで見れちゃうんだから。」
へぇぇーーー
「それにヘルスパークリザードの尾っぽを利用した
良い皮盾も600クラン位で買いに行けるしまずはそれがいいな。
この近くだから、まずは朝行ってから昼以降に装備を整えに行こうぜ!」
尾っぽを利用?
「電気を良く出すところだから、熱の影響か定期的に生え変わるらしいんだ。
ヘルスパークリザードの尾っぽは!」
お、面白い!
装備も揃えられるなら、行ってもいいかな!
リアクションや評価を貰えたら、張り切っちゃうかも?
ストーリー展開で希望があれば言ってね!




