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レベルアップが命取り?建内 日葵と不思議な服  作者: 和琴
決意を胸に、私は準備する
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隠された機能

私は防魔法室の中でレベル計測器を使った。


"レベル10”


なんでこんなに急激に…。


「すごいな、明らかに異常な成長だ。」

キャロスさんは驚いて考え込んでいた。


▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼

説明したはずだ。

▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼


か、かけらを飛ばし経験を経た…と。

撃破の祝福って部分でも効果あるんだ。


あと、やっぱり諦神さんは監視できるんだ。


▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼

分身だが、此処を出れば

我らは一体となり

経験を共有する。

もしもがあれば

本体が回収する。

▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼


こちらも防魔法室には…逃がしてくれないんだね。


私はキャロスさんに説明する。

「あ、あの。精霊さんと協力して

 諦神さんと戦ったのでその影響だそうです。」


「ば、そんなことが。俺でも傷一つ

 付けられなかったんだぞ!

 そんな危険なことを…」

▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼

腕輪に触らせろ

▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼

「腕輪に触れろと言っています。」


「…」

暫く腕輪に触れたキャロスさんが言葉を発する。

「お前…神霊なんかと契約してたのか。」


キャロスさんが頭を抱えた。

「今回は縁あって友好的だからよかったものの、

 本来奴らは容量の大きさゆえに容易に人を殺すし

 魔法の制御も苦手だ。危険なんだぞ。」

そうは感じない…。


「鉄砲水に流された男の精霊も描写から神霊と言われている。

 もうわかるだろ。」

「あ、はい、わかりました。」


そういえば草取りの時に、魔法拒否されたり

遠くの雲をわざわざ動かしたの、そういうことだったんだ。

私には思いつきもしない解決策は、苦肉の策だったのかも。


レンさんもそれで私が立っていたから

精神を乗っ取られたと勘違いしたんだね。

私、レンさんが馬鹿になっちゃったとばかり…。


「…先ほど聞いたんだが、もしかしたらその服

 レベルアップも補助してないか?

 ”魔具が効いてきた”と言って居たんだろ。」


「えっ、そんな機能まで…!!」

予想してなかった。この服はズルい。

魂に関する魔術を扱えると聞いてたけど

まさかそんなことまでできるなんて。


▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼

封印前、能を持つ

魔具が、国宝として

扱われていた。

▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼


そ、存在するんだ、そんな能力。

「諦神さんが、昔国宝で似た魔具があったって」


「やはり魔女とは対峙すべきではないな。

 …異常なレベルの可能性がより高くなった。」


その通りとしか思えない。

「でも、回収をする準備をしてるって。

 こちらも覚悟をしないといけないかもしれませんね。」


私は諦神さんの知識も借りて

魔女さんの脅威を改めて認識したのだった。


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