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愛里の恋  作者: 夢僮亜樹
1/9

一目惚れ

ーーーー愛里の家


TVの画面

『心も体も抱きしめてやる。』

『瀬名君、嬉しい。』


いいな、いいな。

私もこんなこと言われてみたい♡

ワクワクしながらTVを見ている私は、平松愛里(ひらまつあいり)、高校1年生。

恋に恋する女の子♡

もとい、かじ先輩に恋する女の子♡ 

TVドラマの恋っていいな。


「愛里ー!いつまでもドラマ見てないで、早く寝なさい。」

また、ママに怒られちゃった。

「はーい、おやすみなさい」


ーーーーS高等学校


ぱたぱた


3年生のろうかを走って、今日も間に合った♡

「梶先輩ーーーー!」

私の声で振り向いてくれたこの人が梶先輩♡

優しい瞳の落ち着いた物腰のステキな人♡

「おはようございます♡」

私はとびっきりの笑顔で挨拶した。

「おはよう。愛里ちゃん。」

梶先輩も笑顔で挨拶してくれた♡

今日も朝の挨拶できた。(よしっ!)

「おまえも毎朝ごくろうやなw」

ルンルン気分の私にいやみを言ってきたこいつは、高橋大地(たかはしだいち)

顔は、まあまあいいけど、とのかく、意地悪で、悪ガキがそのまま大きくなった感じの奴。

「高橋先輩には、関係ないでしょ!」

私はイーダって感じの顔で言ってやった。

「ほんと、可愛くない奴だなーーーー。」

高橋先輩の方が意地悪やん。

なんで、いつも梶先輩と居てるのよ!

「梶、行こうぜ!」

高橋先輩は不機嫌そうにそう言った。

梶先輩は、優しい顔で

「またね。愛里ちゃん。」

って言ってくれた。

わたしは、その笑顔だけで大満足♡


今日の朝のミッションクリア。(梶先輩に挨拶をする。)


なにを隠そう、平松愛里、入学式のとき、祝辞を読んでいる梶先輩に一目惚れしたんだ。

生徒会長ってことはわかってるから、すぐ、梶先輩のクラスはわかったし、

のぞき見に行っちゃったんだよね。

梶先輩のクラスの人達に、こいつ、なんや?って目で見られてるときに、梶先輩が声っけてくれたんだよね。

「どうしたの?誰かに用事かい?」

やっぱり、優しい♡

私は赤くなりながら、梶先輩を指さした。

「僕に、用事?」

私は何を言っていいかわからず。。。。まさか、ここで、告白も出来ないし、

クラスの人達の視線が怖かったし、でも、勇気を出して、

「入学式のときの祝辞、素敵でした。」

梶先輩は優しい顔で、

「ありがとう。君、新入生?名前は?」

って聞いてくれたんだ。

「1年5組の平松愛里って言います。」

あっ、声がうわずっちゃった^^;;;;

くすっって笑われちゃった。

「平松さん。わざわざ、ありがとう。素敵な高校生活送ってね。」

「はい。」

やさしい梶先輩に。ふため惚れ♡


それから、半年頑張って、毎朝挨拶して、

今じゃ、下の名前で呼んでもらえるようになったんだo(^-^)o


そこで、私の笑顔が固まった。

。。。。。。。。。。。

でも、その先には進まないんだよね。

ガクッ



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