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ヴァレンシュタイン重大未解決事件トップ10  作者: 川里隼生


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10/13

第3位 女児連続誘拐殺害事件

 2016年3月22日、家族でショッピングモールを訪れていた7歳のアルマ・クスターちゃんが行方不明になった。父親は自動車の模型、母親は新しい服を探しており、アルマちゃんはホビーと衣類という離れた売り場を行き来していた。途中、父親が「駐車場に◯◯◯の車があるんだって」というアルマちゃんの発言を聞いているが、◯◯◯の部分は店内アナウンスにかき消され、聞き取れなかったという。


 午後3時15分頃、アルマちゃんの姿が見えないのに母親が気づいた。父親と共にショッピングモール内を捜索したが見つからず、相談を受けた店員が警察に通報した。警察は全箇所の防犯カメラを確認し、最後にアルマちゃんの姿を映したものを特定した。ショッピングモール北ブロック1階、ホビー売り場付近の女子トイレに謎のアジア系女性と共に入るところだった。その女性は大きなバックパックを背負っており、アルマちゃんをその中に入れることも可能であるように思われた。


 警察がアルマちゃんの行方を追っていた同年9月10日、カローラ・クスターちゃんという6歳の少女が行方不明になった。彼女は家族とサッカー観戦に訪れたスタジアムでトイレに行くため席を立ったのを最後に目撃情報が途絶えている。なお、カローラちゃんはアルマちゃんと同じ苗字であるが、カローラちゃんとアルマちゃんに血縁はなく、偶然の一致に過ぎない。


 2017年2月27日、11歳のヘレナ・カウフマンちゃんが行方不明になったと両親から警察に通報があった。彼女は自宅で留守番をしていたのだが、何者かによって外に連れ出されたと見られている。両親によればヘレナちゃんは警戒心の強い子だったが身長が低く、腕力も弱いとのことだったため、警察は大人が無理矢理抱き抱えて連れ去ったものと考えた。


 ヘレナちゃんが行方不明になった翌日、ポーランドとの国境付近にある森林地帯で植物採集をしていたヴァレンシュタイン大学の研究グループが女児3名の遺体を発見した。ほどなくして3名の身元がそれぞれアルマちゃん、カローラちゃん、ヘレナちゃんと判明。同じ場所で発見されたことから、警察はこれら3件を一連の連続誘拐殺人事件と断定した。


 遺体が同じ場所で発見されたこと以外には、被害者3名に共通点はない。そのため、単独犯ではなく複数人の犯罪者グループによる犯行ではないかとする声もあったが、現場の遺留品から採取された指紋などによって否定された。事件の鍵を握るであろうショッピングモールの防犯カメラに映ったアジア系の女の素性は現在も不明のままであり、警察が調べを進めている。




 アルマちゃんの父親は自動車模型の収集を趣味としており、アルマちゃんも同世代の女児より自動車の知識が豊富だったとされている。特に父親はトヨタ車の模型を気に入り、よくトヨタ車の模型を購入してはアルマちゃんに自慢していたという。アルマちゃんが話したのは「駐車場に日本の車があるんだって」「駐車場にトヨタの車があるんだって」などだったのかもしれない。アルマちゃんにそのことを教えた人物は何者なのか、現在も謎のままである。

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