【補足5】建物③
ネタバレあるし、イラストもあるから、好まない方は避けてね。
【オーランドのお屋敷】
・屋敷
塀と門柱があり、緩やかな道がある。左右は芝生。
道は屋敷の入り口に通じている。
小ぶりな厩舎と馬車を納める車庫がある。普段はなにもない。
オーランドが王都に戻った時に、王様が貸し出し、その時に使っている。
車庫の端に、御者用の宿泊室がある。
屋敷の敷地内に平屋があり、そこでロジャー一家が暮らす。
屋敷内部。
一階に、食堂や厨房と浴場、応接室がある。
二階には、オーランドの私室とクリスティンの部屋がある。他にも部屋はあるが、使っていない。
食堂には総勢十人は座れる細長いテーブルがある。
・王様が貸し出している馬車
金で縁取られた黒塗りの汚れ一つない豪華な馬車。
オーランドが歩くと人だかりができて、通路を塞ぐから歩くなと馬車をあてがわれた。
派手な馬車でばれるけど、歩くよりましなんだろう。
・クリスティンの部屋
とにかく広い。
扉は両開き。
全体的に白い。
花模様の白い壁紙。窓にはレースのカーテンと、ベージュのカーテン。カーテンには細かな刺繍が施されている。
ゆかはふかふかの絨毯が敷かれている。
天蓋付きのベッド。
猫足の二人掛けのテーブル席。
暖炉とその前に二つ並ぶ一人掛けのソファ。
もちろん、机もあれば壁一面を飾る本棚まである。
奥には片開きの扉があり、衣裳部屋に通じている。
縦に細長い。片側がいくつか仕切られ、中ほどにポールがあり、ハンガーに吊り下げられた衣類が何着もかけられるようになっている。
最初から、十数着はかかっていたが、まだまだ衣装を並べられそうなほど余裕もある。
窓際に鏡台がある。
(これで仮の部屋のつもり。住むわけじゃないのに!今まで良識あるお父さんに牽制されまくった反動だろか)
【裏話、ライアンの勘違い話】
ライアンがクリスティンの三役を勘違し続けるのは、最初のボタンを掛け違えたからってことにしてます。
この場合、最初のボタンは、年齢。
クレスを11歳から12歳。
クリスティンを15歳。
ティンを同い年くらい、18歳か19歳。
それぞれの想定年齢を勘違いしたから、その最初の間違いをずーっと引きずって気づかないってことにしてます。
頭は良いけど、勘は良くない。
クレスを子どもで判断力がまだない。実力的に自分と同等と思っているから、過去の自分の実力を鑑みて、年齢を推測している。
(ライアンは12歳ぐらいで騎士団長クラスの実力ってことだよ)
クリスティンは、デヴィッドと同列に見てて、田舎から出てきたちょっと、あほの子と思っている。
オーランドとのことも勘付いているけど、自分とは関係ないと思っているので、深追いをするつもりがない。その件とは距離をとって、あくまで学院内のお目付け役程度の役割と思っている。その辺は賢く深追いしない性格しているから、余計に勘づかない。
デヴィッドとセットのわんこ扱い。
ティンは、世間知らずのライアンを上手に助けてくれたことで、好感抱く。
平民の生活に慣れないライアンと平民の環境に慣れているクリスティンで、テリトリーが逆転しているから、環境の影響でクリスティンを大人びて見ている。
立場が逆転していることで生じた錯覚が年齢の誤解を生んだ。
推定年齢は、家族から離れて王都に働きに出ているとしたら、成人しているだろうと常識的に考えたからってのもある。
賢い常識あるやつならではの勘違い!
ちなみに、黄貂退治の時は、クリスティンとライアンは接点なし。
行き馬車内ではライアンは寝てるので、クリスティンの話は聞いてないし、ついても魔道具設置がらみで魔道具管理官と一緒に行動してた。
クリスティンは鶏小屋がらみでドナルドさんと行動して、すぐに馬車内に戻され、じっとしていた。
引き返す馬車内では、クリスティンは黙ってたので、ライアンはクリスティンの声も聞いてない。
ライアンがよく寝ていたのは、周りが大人だから、子どもっぽく寝てても許されると思っており、大人のなかにいる時はちゃんと甘えることもできる器用なやつってこと。十代は大抵眠たい。
ちなみに、ドナルドさんとは木陰あたりで遊んでもらっていた。
って、考えておおよそ書いてます。
賢い奴が、初動の勘違いを気づいたら、どんな反応するんだとうと楽しみにしているのが作者。
クリスティンの三役のイメージイラスト、ラフです。
ラフなんで、ざっくりしてます。
作者のイラストお嫌な人は、避けてね。
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ラフだから雑だよ
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クリスティン
クレス
ティン(三角巾つけて、額がでてるから前髪無くて、印象が違うって設定)
ってかんじ。