表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

なにかを残したくて。

作者: 高千穂 絵麻

 今日、またひとつ歳を取ることができた。


「虎は死して皮を留め人は死して名を残す。私は何を成しただろう……」


 書斎には想い出の品が飾られている。

 野球選手のサイン入りグローブ、ノーベル賞受賞教授が使っていた万年筆、国民的アイドルが楽屋で使ったフェイスタオル。


 有名人が使ったというだけで価値が上がった品々。


「おじいちゃん、書斎のプラモデルは中古屋に売っちゃうね」


 孫が嬉しそうに組み立て前の箱を持ち出していった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] あくまで聞いた話ですけど コレクターと呼ばれる人には男性が多いようです 女性は子供を残すので「何か残す必要」がないからだそうです 結婚しない女性にはコレクション趣味の方もいるみたいです
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ