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想いの詩(仮題)

純情可憐

作者: 浮き雲

私は、どちらかと言えば、人を信じることが苦手です。ですから、ほとんどの場合は距離を取って、浅く人と関わることになります。もちろん、言うまでもなく「君子の交わりは淡きこと水の如し」とは大きく違っています。

ともあれ、そういう、私にも何人かの心を許せた人はいます。そのひとりについて書いてみました。「純情可憐」という言葉が本質の部分で似合う人だと思っています。




きみは、こころに(はね)をもち 高き空さえ舞うものを


羽を疑い、地に降りて 慣れぬ素足で地を歩む 




きみは、想いをひたむきに 未明のときを歩みゆく


その淋しさに、可憐(かれん)なる 花は凛々(りり)しく咲き()むる




きみは、乙女の恥じらいを いつもどこかに隠しもて


折れることなき、たおやかな こころは花と匂い立つ




きみは、己に不器用な 蕾のごとき(かたく)なと


(たお)やかなりしおみなごの 豊かなこころ重ねもつ




きみがこころの、きみならぬ 誰かを守る強さこそ


母なる(さが)の豊さと (まが)うことなく思わせる




きみの情けは澄み渡り 咲かせる花の一片(ひとひら)


(たたえた)えた(つゆ)を惜しみなく 我に与えて、微笑みぬ




きみが与えし憧れは 消えることなく


我は、また


可憐な花の純情を 記憶のうちに描きだす





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