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08 少女を拾いました

ブクマ増えてました!

読んでくださってる方、ありがとうございます!

「なあ、魔王」


「何じゃ?」


「こいつ、死んでるのか?」


俺達の前には、

みすぼらしい服を着て、

首には、ちょっと悪趣味な鎖付きの首輪、

おまけに、ケモミミと尻尾をはやした少女が倒れていた。


「死んでおらんわ!よく見るのじゃ!」


胸が、わずかながらに上下に一定のリズムで動く。

ああ、呼吸してるのか。


「なぁ、こいつを殺せばDPが入るのか?」


「お主!それでも人か!」


「ああ、俺はホモサピエンスだ!」


「ホモじゃと!?」


「意味のわかるところだけで

 俺の言葉を錬成するな!

 それで、DPは入るのか?」


「入るはずじゃ。じゃが、しかしのぉ・・・」


「ん?何か問題があるのか?」


「あるに決まっておるじゃろう!

 道徳の問題じゃ!」


「は?道徳?

 さっき魔王城に置いてきたぞ?」


「今すぐ取りに行くのじゃ!テレポ・・・」

「待てって!今、俺のポケットから取り出すから!」


「む、そうかの?早くするのじゃ」


さて、どうするか。

魔王のせいでDPが手に入れられそうにない。

ってか、魔王なら殺すのとか喜ぶとこだろ?


はぁ・・・仕方ない。

この女には、DPの代わりに労働力になってもらうか。

まぁ、ぶっちゃけ人手もDPもお乳も、

全部足りていないのだが・・・



「おお、だんだんこの子を保護したくなってきたぞ!」


「お、いい感じなのじゃ!」


「よし!魔王、こいつを魔王城で保護するぞ!」


「任せるのじゃ!テレポート!」



________________________________________________



「うう、ここは・・・」


「お主!女が目を覚ましたのじゃ!」


「そうか。

 今からお前のことをいくつか質問させてもらうぞ

 いいか?」


「は・・はい」


ぐーーー


「あぁ、腹が減っているのか?」


「す・・・すみません///」


「いや、いいんだ。

 おーい!ハンバーグとライスを

 それぞれ、1つずつ頼む!」


『かしこまりました』


先程と同様ですぐに飯は出てきた。


「食え」


「いや、でも・・・」


「大丈夫。安全だぞ?」


ぱくっ

俺は、毒などが入っていないことを証明するために

少女の目の前で試食する。


「いえ、そういうことではなくて・・・」


「いいから食え!」


「・・・はい」


ぱくっ


ぱー、っと

少女の顔色が喜色(きいろ)に変わる。


もぐもぐ


バクバク


・・・少女は口いっぱいに詰め込み、

まるでリスのようだ。


「あんまり急ぐと、のどに詰まるぞ?

 オレンジジュース3つ頼む!」


『かしこまりました』


「ほら、これでも飲め。

 あと、魔王も飲んでみろよ」


「うまいのぅ!何じゃこれは!?」


え、デジャブ?

さっきもこんなやり取り無かった?


魔王を無視して、

俺は、少女が食べ終わるまで

仮眠をとることにした。


・・・zzz







ステータス

名  和也

種族 人間

称号 魔王の使い魔

レベル 1

歳  16

HP 10/10

MP 10/10

力  20

守り 20

魔力 20

素早さ 10

賢さ 1000

運  1000

スキル なし



現在のダンジョン

 コア 赤

・DP 150





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