07 魔王城のごはん
ブックマーク増えてました!むふふ
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「なぁ、魔王っていつも何食べてるんだ?」
「丸焼き系全般かの」
「ちなみに昨日は何を食べたんだ?」
「トカゲの丸焼きじゃ」
「その前の日は?」
「イノシシの丸焼きじゃ」
「なるほど!よくわかった!」
「ん?何がわかったのじゃ?
ところで、お主は何が食べたいのじゃ?」
「え?どうせ言ってもわからねえだろ?」
「何を言うか!たわけ!ワシは結構グルメじゃぞ!」
「そうか、じゃあ、ハンバーグって知ってるか?」
「はんばーぐ?パンダの丸焼きかの?」
「ああ、なんでもない。俺が悪かったな」
「何じゃ!そんな憐れむような目でワシを見るでない!
そんなに言うならワシに食べさせてみるのじゃ!」
「いや、でも食材が・・・
っていうか、ここにはテーブルとイスしかないじゃねえか!」
「食べたいものをイメージしながら注文すれば、
勝手に出てくるのじゃ!」
「なるほど!じゃあ、ハンバーグ4つ!あとライス大盛り2つ!」
『かしこまりました』
お、なんかスピーカーみたいなヤツから音が出た。
『お待たせしました』
「おお、早いな!」
「むふふ、すごいじゃろう!我が城は!」むふーっ!
「はいはい、いいから胸引っ込めような」
「お主、さてはギンギンじゃな!?」
「ぶふっ!?何言ってんだ!」
「慌てるでない。ワシほどの美人を前にすれば
当然のことじゃしの」
「あー、はいはい。そんなことより早く食べようぜ!」
「そうじゃの!」
もぐもぐ
「何じゃ!これは!」
「ハンバーグ」
「そういうことではないわ!
このような美味なるものは
初めて口にしたぞ!」
当然だ。
お前は丸焼き以外知らないんだから。
・・・
ふぅ、満腹だ。
「それにしても”はんばーぐ”というものは、
本当においしいものだったな!」
未だにハンバーグを語る魔王は、
いい加減うるさい。
『警告、ダンジョンに侵入者です』
「はぁ!?」
どうやら、食休みはお預けらしい・・・
ステータス
名 和也
種族 人間
称号 魔王の使い魔
レベル 1
歳 16
HP 10/10
MP 10/10
力 20
守り 20
魔力 20
素早さ 10
賢さ 1000
運 1000
スキル なし
現在のダンジョン
コア 赤
・DP 150
次で奴隷出します!