03 魔王は雑魚でした
作品の合間に書いてみました。
「どうやって、DP使うんだ?」
「念じればいいのじゃ」
むむむ
(DP使いたいよーー!)
『DPを何に使いますか?』
・ダンジョン
・召喚
・その他
「あ、なんか来たぞ」
「そう、そのメニューから使うのじゃ。
メニュー画面はカスタムも可能じゃ」
こいつ、俺の画面が見えてるのか?
まあいい。
カスタムは後でやるとして・・・
「召喚で」
「声に出さなくてもいいのじゃぞ?」
『召喚する魔物をお選びください』
・邪神 消費DP 1000億
・魔王 消費DP 100億
・ダーク・レジェンド・ドラゴン 消費DP 100億
・・・・・・・以下略。
ほう、結構たくさんあるな。
俺はメニュー画面を下にスクロールする。
どれもDP150じゃ召喚できないからだ。
スクロールする。
・・・スクロールする。
・・・スクロールする。
・・・スクロールする。
「っておい、ほとんど召喚できないぞ!」
「当然じゃ。150DPしかないのだからのぉ。
言い忘れていたが、ダンジョンが攻略されれば
コアを壊されて、責任者は死ぬからのぉ」
こいつ、何でそんなに平然としていられるんだ?
もしかしてこいつ、めちゃくちゃ強い?
なら、当分はこいつに戦ってもらえば・・・
「なぁ、お前ってどのくらい強いんだ?」
「何じゃ?藪から棒に」
「いいから、教えろって」
「ステータス表示」
ステータス
名 ワシテリアン・バーサクス・セントリオン・ミレイナ
種族 魔王
称号 魔王城の主
歳 10
レベル 1
HP 10/10
MP 1000/1000
力 10
守り 10
魔力 10
素早さ 10
賢さ 1
運 1
スキル 召喚 鑑定 テレポート
使い魔 人間×1
「どうじゃ!」
「どうじゃ!じゃねーよ!
お前雑魚じゃねーか!」
「むむ?MPを見るのじゃ!」
「見たよ!余すところなく!
ってかお前10歳かよ!」
「言ってなかったかの?」
「言ってねぇだろ」
じゃあ、何でそんなに変な言葉遣いなの?
キャラ作ってるの?
何それ。チョー受ける!
「そういうお主こそ雑魚ではないか!」
「は?ステータス表示」
お、なんか出た!
ステータス
名 和也
種族 人間
称号 魔王の使い魔
レベル 1
歳 16
HP 10/10
MP 10/10
力 20
守り 20
魔力 20
素早さ 10
賢さ 1000
運 1000
スキル なし
「お前よりほとんど上じゃねえか」
「たわけ!MPを見ろ!」
「10だけど?」
「ワシのは1000じゃ!」ドヤッ
「わーーーすごい!流石、魔王様!!」
「そうじゃろう?ワシ、すごいじゃろう?」
「わーー、魔王様、最強ー!」
「むふーーー」ドヤッ
ふぅ、つかれるな・・・
「とりあえず、ダンジョン契約するかの?」
「ダンジョン契約?」
なんか、石板が出てきた・・・
現在のダンジョン
・DP 150