23 ゴブリン100体召喚!
読んでくださってる方、ありがとうございます!
魔王城
「なあ、魔王」
「ん、何じゃ?」
「俺もそろそろ、レベルを上げた方がイイかな?
一応ボスだし」
「そうじゃの。
お主の強さじゃ、ワシの使い魔としてちょっと頼りないしのぅ」
「そうだな。一応、”魔王”の使い魔だしな」
そんなわけで、俺は強くなることにした!
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ダンジョン
「なあ、魔王」
「ん、何じゃ?」
「これから、俺はしばらく強くなるの厳しい修行をする(予定)
だから、魔王には俺の代わりにボスをやってほしい」
「ああ、よいぞ?」
・・・あっさりすぎて、全然信用できない。
「ステラ」
「はい、何でしょうか?ご主人様」
「頼りにしているぞ。魔王を頼んだ!」
「お、お任せください!」ッピン
おお、いい敬礼だ!
尻尾もビシッと上を向いてキマっているぞ!
うん、ステラがいれば、安心だろう。
「しかし、お主?どうやって強くなるのじゃ?」
「ん?レベル上げだけど?」
まず、手始めにゴブリンを100体召喚した。
「「「「ぐぎ?」」」」」
すげえ!
ゴブリンだらけだ!
ちょっとテンションが上がるぜ!
「まさか、お主?こいつらを殺して?」
「「「「ぐぎ!?」」」」ビクビク
「バカか!(せっかくのDPがもったいないだろ!)
いいから、お前らついて来い」
ぞろぞろ
「さて、到着だ」
ここは、1か月かけてダンジョン内に作った闘技場だ。
広さは・・・
まぁ、これから大きくするから気にするな。
「ここで、お前らは俺と戦ってもらう!」
「「「「ぐぎ!?」」」」
「ああ、確かにステータス的には俺の方が有利だ。
だから、お前たちには数の利を与えた」
「「「「ぐぎーーー!」」」」
これは、やってやるぞー!、みたいな感じか?
正直、100対1で勝てるとは俺も思ってない。
だが、ちょっとくらい無茶をしないと強くなれないだろ?
「勝敗条件は、俺が気絶するか、お前らが全員気絶するかだ」
コクコク
「ルールは、殺傷以外何でもありだ!
傷ついた奴は、あそこにいるルーカスが直してくれるから
思う存分戦え!」
ルーカスがこっちに手を振っている。
「「「「ぐぎ!?」」」」ドキドキ
ん?なんかこいつらの目がハートになってる気が・・・
ははは、まさかな?
「準備はいいか?」
コクコク
「それじゃあ、始め!」
「「「「ぐぎーーー!!!」」」」
ゴブリンが、一斉にこん棒を振り上げてかかってきた!
俺も、木刀を握る手に自然と力が入る。
いっちょ、やってやるぜ!!
「てい!てい!」ぽこん、ぽこん
「「ぐぎ!」」
「やー!」ぽこん
「ぐぎぎ」
ゴツン!
「いたっ!」
ドスッ!
「グハッ!」
ボキッ!
「うう・・」
ぽかぽかぽかぽか
「・・・」
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パチッ
ん?ここは?
あれ?さっきまでタランとしていた腕が治っている。
肋骨も折れていないぞ?
「こぶ?」
「ああ、ルーカス。お前が直してくれたのか?」
コク
「すまなかったな。ありがとう」なでなで
「こぶ」ニコ
周りを見ると、ゴブリンたちが、
心配そうな目でこちらを見ている。
「お前ら、すまなかったな!
よし!もう一回やるぞ!」
「こぶ!?」
「「「「ぐぎ!?」」」」パチクリ
「おい、俺の心配している場合か!
俺は、すぐにお前たちを相手に勝てるようになる!
だから、お前らも強くなるんだ!
俺が倒れている間は、仲間同士で模擬戦でもしていろ!」
「「「「ぐぎ!」」」」ポロポロ
「泣いてる場合じゃないぞ!
いいから、かかってこい!」
「「「「ぐぎ!」」」」
こうして、俺の特訓は始まった・・・
ステータスとかは次で出します




