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エッセイ・短編 クスッとほっこり

頭の中のお喋り

作者: ぽんこつ

察するというのは厄介なもので。

その察したことが、相手の思惑の範疇にあれば無類の喜びを提供できる。

けれど、外した時は――

倍率1000倍くらいのダメージが自分に跳ね返ってくる。

しかも、「なんでわかんないの?」

というおまけ付きで。


日本人はこの「察する」を良くも悪くも文化として育んだ。

でもね、


磯城島しきしまの、大和の国は、言霊ことだまの、さきはふ国ぞ、まさきくありこそ」


柿本人麻呂さんも、こんなふうに詠んでいるように、

むかし、むかしから、日本語って「言霊」が宿るとも言われているでしょ。

言の葉の調べになる事もあれば、誰かを突き刺す言刃ことばにもなる。


だから、

大切な人には、大切な言葉をきちんと伝えよう。

察することで感じ合えたら、それはそれで素晴らしいかもしれない。

だけど、

そこまで、人間万能じゃないから。


察するばかりで気持ちがすれ違って、

気づけば不満ばかりが積もって、

ボタンをどんどん掛け違えて、

最後には「さよなら」になるくらいなら、

ちゃんと言葉にした方が、きっといい。

なんてね。


でも、たまには察して欲しかったり?

……しちゃうかも?

拙文、お読み下さりありがとうございます。

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