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ロボ首相

作者: 右京

年を重ねる事に深刻化する日本の少子高齢化問題。その先に待っている現実とは・・・

20××年、日本の少子高齢化問題は史上最悪レベルに達していた。


そこで日本政府は、最後の政策を打ち出した。日本国民全員ロボ


政策。AIを標準装備したロボが日本経済を支える禁断の政策を執


行。




日本から人間が消えたある日、ロボ首相率いる第一次内閣府が誕


生。遂に日本の運営は、全てロボの手に託された。完全なる再生


可能エネルギーライフを可能にした最強AI研究者達の手により、


画期的産業を築き上げた日本は再び「モノづくり大国日本」を取


り戻し栄華を誇った。


少子高齢化による人口減少の心配などいらない。減少した分を


補給(生産)すれば何も問題など無いのだから。ロボ首相は、


ご満悦だった。




しかし。




思いもよらない事態に陥る。かって日本で人間が生活を営んだ


時代にも降り掛かった半導体不足問題。世界的に更なる半導体


需要が高まり需要過多に拍車が掛かり、遂に日本に半導体その


ものが輸入されなくなってしまったのだ。日本社会は混乱の波


に襲われた。半導体生産に踏み切ろうにもその装置を造る為に


必要な半導体がない。やがて国民(ロボ)生産も頓挫し人口は、


減少し始める。ロボ首相は、頬を伝う不思議な感覚を覚えた。


それは初めてかいた油汗・・・




ロボ大国日本を襲った第二次人口減少現象は、日本から国民


を消滅させた。経済活動を失った日本は、かってない程の自


然大国となり豊かな本土を蘇らせるまでになった。その自然


(資源)欲しさにやがて世界が奪い合う争いが起きる。人類に


争いはつきもの。何も学ばない人類はやがて滅び去る運命に


あるのかもしれない。

やがて若い子がいなくなったらアイドルまで爺さん婆さんになって、

それを応援するオタクも爺さん婆さんになるのかな?

そんな想いから発想し今回のロボ首相ネタができました。

ブラックコメディになりかねない現実に、日本は直面してる気がし

てなりません。

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