第1話 御触れと関わり
初投稿で至らぬ点が山の様にあるかとは思いますが生暖かい目で見て頂けると幸いです
「世界は魔物と人間と動物で構成されている。」
第1話 御触れと関わり
とある日のお昼頃、国中で御触れが出た、その内容は魔王討伐、そして報酬には討伐した者の望みを1つ必ず聞くと言う国王直々の印まで押して記入してあった、しかし私はそんなものに興味はなくみんなの平和さえ守れればそれで良いので魔王討伐に赴く事にした。
私はシェリル、現在9歳の最年少勇者になる為に試験に行く最中である。
「ねぇ、本当に行くの?辞めようよ勇者なんて…」
そう私を止めるのは幼少期からの親友のエストレアである。
「みんな魔物に苦しめられてるんだよ、それを見過ごすなんて私には出来ないよ。」
「でも…シェリル…魔物だってみんながみんな悪い訳じゃないんだよ!それに…シェリルに死んで欲しくないよ…」
エストレアは私が幼少期から親友とは言ったが特別な種族らしくかなりの時間を過ごしている為私もよく学ばされたりしていたのである…のだが
「エストレアは騙されてるんだよ!私はエストレアにこれ以上魔物と関わって危険な目にあって欲しくないんだよ?」
本当にこんな事を言うのは心が痛い…けれど彼女には危険な魔物も存在すると言う事を知って欲しいのだ
「シェリル…じゃあ分かった!私もシェリルと一緒に行く!」
「えっ!?」
そんな素っ頓狂な声を出してしまう、それはそうだ、今まで平穏な生活をして来た彼女が自ら戦地に赴こうとしているのだから。
シェリルがそんな声を出すのを見て私は少し可笑しく思えてしまった、しかし…彼女は知らないのだ、この世界の生き物は人間と動物、そして魔物…簡単に言えばモンスターだがその3種類で構成されているのだ、人間は魔物が害しかないと考えているがそれは違う、植物を育てたりしているのはドライアド…つまり植物の魔物が育て、動物はオークなどといった動物に近い魔物が死した後に生まれ変わり動物となるのだ、私が何を言いたいかと言うと人間は魔物を完全に滅ぼしては己の命綱を捨てるという事をしようとしているのだ、私としては他の人間が滅ぶのは正直どうでもよく思っているのだが、シェリルが居なくなるのだけは避けたい、何よりも…
「どれだけ言っても私はシェリルを守りたいの!」
結局、私の我儘なのだ。
結局私はエストレアの圧に負けて一緒に来て貰う(勝手に付いて来る)と言う事になったのだが正直1人ではかなり心細かったので結果としてだが助かっている、取り敢えず私達は装備などを揃えるためにいつも世話になっている骨董屋に向かったのだがその途中でドラゴンの炎に焼かれたであろう人が治療部隊の人に運ばれて行ったのを見て不安になってしまう、この先こんな事を体験はしたくないなぁ…などと思いながらも骨董屋に入る。
「すいません、シエルさんは居ますか?」
と、見た所誰も居ないので呼んでみる。
「悪いね、少し道具の整理をしてたから来るのが遅れたけど今日は何が欲しい?」
そう言いながら少し遅くシエルさんは店の奥から出て来る、一先ず買い物をしながらシエルさんと雑談して骨董屋を出たのだがその会話の中で1つだけ不安になる様な話を聞いてしまったのだ。
それは、この国の外に出るとドラゴンや死神などの最上位に位置するモンスター達が何故か沢山居る…と言った話である。
エストレアは何故かその話を聞いても涼しそうな…いや、それはまるで、はなっからその事を知っている様なそんな雰囲気を出していた。
私は知っている、本来ならこの国…いや、各国が勢力を上げてモンスター及び魔王の討伐をしようとしているのは、しかしそれも今では不可能なのだ、その上魔王を討伐して来いと言ってはいるがその魔王の名前や容姿すら把握していないと言う、それどころか魔王の声すら聞いたことが無い始末だ、仮に魔王城に行ったとしてその城のモンスターを全て倒すとなればその前に乗り込んだ者達が倒れていくのが目に見えている、だから今回の様に御触れをだしてデコイ…もとい情報だけでも回収しようとしているのだ…影の努力は認めるが他者を捨て駒にする様なやり方は認められない、そう思わざるおえなかった。
モンスターが居なくては成り立たない世界で人間の取る行動は自分の首を絞めていますが勿論人間達はそんな事知りもしません、次回もお楽しみに