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>魔法は術者のイメージに依存する

>魔法は術者のイメージに依存する


>自然科学と物理法則に基づいた知識によって行使される術式は、あいまいな印象や経験則による減衰や弱体化を受けず、行使するとそのまま効果が発揮される。



このサイトのテンプレの一つで

割と魔法を現代科学でパワーアップという理論は

よく見られ

同時にイメージに依存という理論も

よく見られます



けど、この二つの理屈って実は正反対の理論だったりします


なぜなら

想像力によるイメージと知識理解とは別物だからです


具体的にいえば

大脳生理学の分野で考えるなら

脳で使われている部分が違います


転生者だとイメージ依存なら

科学で造られた兵器の威力を映像などではなく


某少年マンガの具現化能力ネタまでではないにしても


ある程度は

五感で実際に体験しないことにはイメージとしては結実しないでしょうし


そうでなければ

子供の空想が簡単に実現できたりするカオスな世界になります


いわゆる

超能力が暴走してポルターガイストが起こるとか

古典SFの惑星ソラリスのイドの怪物が生まれるとか

のネタです


そうなると世界は魔物で溢れるので

RPG的世界観のネタとしては使われていますが

この作品の世界観にはそぐわないでしょう


まあ要は

魔法ナシの科学技術を体感できなければ

科学技術という知識の結果はイメージできないだろうってことです


魔法の威力が科学理論にそって上がっているというふうに

イメージではなく現象の理解力で上がるとすると

魔法の発現自体に科学との致命的な矛盾が生じますので


科学的常識が魔法の発動を阻害するという理屈になりますから

イメージに依存と科学的理解は正反対の理論なんですね


まあ

よくチートものでそこらは混同されてますけど



そこらの混同が矛盾しない状況は


「イメージと科学的理解を混同しても不思議でないレベルで科学技術を体感した転生者」のみだから


チートな物語でこの二つを理解して併せて使う作者もいますし



それを理解しないで矛盾も魔法なんだから

あって当然と理論的なものを無視した屁理屈として使う作者も

考えもしないで真似する作者もいます


ただ

それはTRPG的世界だから

で許される御約束のようなものでしょう


この作品の世界観はかなり現実よりで

魔王やスキルやダンジョンがあふれてレベルアップなんて感じじゃありませんからねぇ



混同がなければ

主人公が科学理論で証明できない魔法を使え

魔法効果がパワーアップしているのは

術者のイメージに依存するという理論が正解でしょうから


主人公以外には科学理論の理解での効果上昇はイメージが伴わずに失敗するということになるのでしょうか?


主人公を優遇するのがチートものの御約束ですがそこらの整合性はあったほうがいい気がしますね


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