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>やっぱり、説明が解り難いんだろうか?


そうですね


例えばこの部分


>ハックアンドスラッシュ形式のゲームであったため、金を稼ぐにはボスモンスターを狩るとき以外ソロの方が都合が良かったのである。




こちらは趣味の違いでしょうか

ハックアンドスラッシュ形式といわれても

それがどういう形式でどうしてソロが都合が良くなるのかが不明ですね


これは知ってて当然の単語でしょうか?



例えば


「ケルニッヒ兆候」が見られたため、搬送したのだが硬直と痙攣の区別がつかないので彼は不満げだった。


と説明してもたぶん医療知識のある一部以外の読者にはわからないですよね?


この後に、ケルニッヒ兆候とは──と説明のための文が必要です



ぜんぜん別だろと言われればそのとおりですが

立場や趣味が違えば知識に偏りはでてきます

説明不要なのは常識だけということになります



さて

どこまでが一般常識かといえば

安めの簡易辞書にのってるもの程度が

物書きのいう常識


文学者の常識は

分厚い広辞苑とかですが……


で、件の

ケルニッヒ兆候もハックアンドスラッシュ形式も

どっちもでていないはずです


そこから言うと


>敵が強い場合はこんな悠長なことをしている暇はないが、コボルト相手ならクールタイムを待つ時間くらいはあるだろう。本体レベルとの兼ね合いから、二、三回で仕留めることにした。



本体レベルとの兼ね合いから


どういう兼ね合い?


本体とのレベル上げの兼ね合い

レベル上昇での何らかの不具合


そういったものは

ゲームシステムに左右されるので

これはゲームシステムの説明なのでしょう



今まで、この世界に類似したゲームのシステムも

ゲームシステムがこの異世界にどこまで反映されているのかも

あいまいなまま描写されていません


強さという面で

ゲームとどこか違うのだという描写はあるけれど

どこまでがゲームと同一なのかは

ゲームに詳しい読者以外にとっては不明瞭です



ハックアンドスラッシュ形式で

解るだろうと思うかもしれませんが

少なくとも私には説明が必要でした



作者は作品世界の全知全能の神ですが

読者は単なる「完全な傍観者」です

そこを考えて書くことが小説を書くテクニックの一つ




実際そんなものは反映されていないのに

主人公が、未だにゲームを引きずっている描写なら

ゲームシステムを説明



ゲームシステムが世界に反映されているのなら

そろそろそのことに主人公が気づくはずのシーン

なのでゲームとの新たな差異を描写


ゲームシステムに触れるならそこまで描写すべきでしょう



何れにしろゲーム用語が次々と出てるのに

システムが説明されていないのは

他の作品との同一性に甘え

オリジナリティを放棄することになります


ゲームもクリエーターの創作物なので

多少はそれを材料とするのならしかたありませんが


過ぎると著作権うんぬんにも関わってきますし



そういったプロのもの書きのテクニックや視点は無用

楽しく書きたいものを適当にかければいいというぶしても


前述の共通認識に汎用性という話と併せて一考される必要はありそうですね






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