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>綺麗事が一切通用しないのが政治というものだから



国といっても

法治国家ではなく封建国家だと

その内部の争いはヤクザの抗争と本質的には一緒ですからねぇ


現代でも法治国家である事を無視して行動し

「法の精神を護ろうとせずに法を利用しようとする権力者」にとっては

国際社会は無法地帯に等しいですから


革命もテロも権力争いも善悪でいうなら全て悪

国王側も悪なら反乱側も悪

国王のバックにいる外国勢力は諸悪の原因


あとは

どれを必要悪としてどれを害悪とするかの問題


流す血の量を問題とするなら

王を殺して主人公が国家体制を掌握するのが長期的に見れば一番少ないのですが


ヤクザの抗争に巻き込まれて

その渦中に飛び込んでいく決断は物語のヒーローならともかく一般人には荷が重い。


だから普段

私達はそういった悪から離れ

善の側で人類全体の利益のために社会を支え続けます。


悪となり手を汚さずに世界を変えるのは

法の精神や人権や人類全体の利益を考える人間がいる現代ですら難しいですから


そういった概念が存在しない社会は

強いものが正しいという「暴力の論理」で動いているので不可能でしょうねぇ。


日本に「暴力の論理」を否定する善人のまま帰るつもりなら涙を呑んで立ち去る。


「正義の味方」になって必要悪として「正義」や「善人」を護る英雄となるなら辛い戦いに身を投じるために留まる。


あくまでリアルに考えるなら

ここが主人公の大きな決断の時なのでしょう。


ただ物語である以上

ここに第三の選択もあります。


辛い現実を見たくない

あるいは

そんなものは現実だけでたくさんだ

と思う読者が多いので


売れ線を狙うならということで

第三の選択をするのが文学を排除した商業誌的御約束


基本的に現代の出版は出版理念より収益優先で

「倫理よりも損得を優先する商業第一主義の利権」に組み込まれているので


こういったテーマは現実の国家を使って書いてはならないという風潮までありますしねぇ。


とはいっても

これはウェブ小説だから


商業誌的御約束も

その御約束を支える

「長いモノには巻かれろ 臭いものにはフタ 触らぬ神にタタリなし」

の諺にいうような「お上のいうことに逆らうな」の反革命教育とも無縁の場です。


後は作者の思惑次第。


でも

ここがどん底なら後は上がっていくだけだから、やっぱり……


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