>日ユ同祖論
ヘレニズム文化の渡来とともに
ヘブライズムに排斥された
失われた十支族の系譜である源ユダヤ教徒や
反ローマ国教派のキリスト教徒が
渡来したというのに留まらず
キリストの墓とか
一部にトンデモ説がまじっていますが
こういう類の話は
国家や宗教というものが「少数の為政者や指導者の為の支配システム」にすぎないというのが解る話で面白いですねぇ
単一民族国家という幻想を信じたり
国家と民族を混同すると差別や偏見が生まれますから
こういう話が描かれるのは
社会が健全な証拠なんですが
商業出版レベルだと
こういう伝奇小説的視点で描かれた物語が少ないのは
情報の偏重によるマインドコントロールというものが
実行され続けているんでしょうかねぇ
アメリカが最新の多民族移民国家だとするなら
日本は現存する世界最古の多民族移民国家であるという話や
完全な人工的非民族国家であるアメリカは
利権組織複合体で国家を超えた巨大資本の受け皿として生まれ
だから軍産複合体が最大の力を持っているという話や
農業を基盤とした土地に根ざした個人の集合体が
民族であり
商業や軍事産業を基盤とした個人の集合体の利害調整組織が国家であるという話など
絶対的な
「神=国家」というカルト的視点に反した
相対的な
「人間というアナログな動物と社会というデジタルな外部記憶装置の集合体が社会や国家を形成する」
という科学的視点を
現代より古代の八百万の神々の話などに感じるのは
現代の文明が精神的なものを軽んじすぎてるからなのかもしれない
などと様々なことを考えさせられる話でした




